「糖質ダイエット」といえば、まずは穀物の摂取量制限をするというくらい、穀物には糖質が多く含まれる傾向にあります。筆頭は小麦粉で、100gあたり73gが糖質です。したがって、小麦を使用するパン(食パン6枚切り1枚当たり27g、うどん1玉52g、スパゲッティ1人分で57g、ラーメン1玉64g、そうめん1人分で70g)などは糖質を多量に含有します(そばも、100%そば粉のそばでない限りは小麦を含んでいます。ざっくりと、1玉48gが糖質です)。ごはんも、お茶碗一杯(150g)当たり55gが糖質です。
サツマイモ(100gあたり30g)やジャガイモ(100gあたり16g)など、一般に糖質は多めです。
大豆製品は納豆(1パック2.2g)や絹豆腐(1/2丁 2g)、おから(100gあたり2.3g)など糖質量が少ないものもあります。
一方で、きな粉(100gあたり10g)やあずき(100gあたり12g)、黒豆(100gあたり14g)などは糖質量が比較的多めです。
大さじ1杯当たり、はちみつは17g、メープルシロップが14g、砂糖が9gの糖質を含有します(砂糖はほぼすべてが「糖質」です)。
根菜類は糖質が多く、葉野菜は糖質が少なめの傾向にあります。
【糖質が多い野菜】 かぼちゃ(1/8個当たり 20g)、玉ねぎ(1個 13g)、人参(1本 9g)、蓮根(1節 16g)、トマト(1個 7.4g)など
【糖質が少ない野菜】 キャベツ(1枚 2g)、きゅうり(1本 2g)、ブロッコリー(1個 1g)、ピーマン(1個 1g)、もやし(100gあたり1g)など
果物は全般的に糖質(加糖)が多く含まれます。
温州みかん(1個 8.8g)、いちご(5個 5.3g)、柿(1個 25g)、りんご(1個 35g)、梨(1個 26g)、スイカ(150gあたり14g)、バナナ(1本 21g)、ぶどう(5粒 11g)、さくらんぼ(5粒 5g)、キウイフルーツ(1個 9g)など
全体として、魚介類は極めて糖質が少ない食品です。
生魚は糖質を1gも含まないことがほとんどです。いくらやたらこなどの魚卵、貝類、また甲殻類もほとんど糖質を含みません。
全体として、肉類も極めて糖質が少ない食品です。
レバーは100gあたり3g前後の糖質を含みますが、それ以外の肉類はほぼ1g以下の糖質となっています(ハムやベーコン、ウインナーといった加工食品も同様です)。
卵も、糖質が少ない食品です。ほとんど糖質を含みません。
牛乳はコップ1杯当たり10g程度、成分調整乳は11g程度の糖質を含みます。また、アイスクリームやソフトクリームはカップ1個で20g程度の糖質があります。
糖質が少ないのはチーズで、ナチュラルチーズ・プロセスチーズともにほとんど糖質を含みません。
菓子類は基本的には糖質の塊です。
100g当たりでみると、ショートケーキ(43g)、プリン(15g)、ポテトチップス(50g)、チョコレート(50g)、シュークリーム(40g)、せんべい(90g)、ようかん(60g)、団子(35g)、カステラ(60g)など
食塩や酢はほとんど糖質を含みません。醤油も、大さじ1杯あたり1g台の含有量です。
甘みのあるものは糖質が高く、大さじ1杯あたりで、ソース(4g)、ケチャップ(4g)、焼肉のたれ(6g)、みそ(4g)などが挙げられます。
ほか、カレールー(1食あたり 8g)、コショウ(小さじ1杯あたり4g)、ブイヨン(1個2g)など