「最安値で買い、最高値で売る」ことに欲をかかず、売り買いの時は上下は少し残すくらいが失敗しない。なにも骨の髄までしゃぶらず、誰かに「頭」や「尻尾」くらいは残しておいてもよいじゃないか。
相場で儲けている人は研究もしているし運もある。その人の動きを真似するのも1つの方法。
どんなに机上で計算しても、相場は予想を上回ったり下回ったりする。結局はいくところまでいくのが相場。
「最高値で売って、最安値で買う」ことにこだわり、欲張りすぎると結局損をする。
焦らず、じっくり相場を研究してから投資せよ。
買いが少なければ売りにくく、売りにくければ相場は下がり続ける。買いが多ければ売りやすく、売りやすければ相場は上がりやすい。
高値で売れるチャンスは短い。幅は小さくとも利益は利益。欲をかかずに早めに利益を確定させよ。一方の買い時は、いくらでもチャンスがある。悠然と構え、慌てて買わないことだ。
余裕が大事。年がら年中売り買いをするのではなく、取引がひと段落したらたまには一歩引いて、現在地を確認し、相場の環境や動向をじっくり観察したほうがうまくいく。
一般に売るべきだと言われている時期にはすでに売り込みが進んでいるので売らないほうが賢明。これは買い相場でも同様。
買おうと思っていた株が高くなってしまったので、少し下がってから買おうと「押目待ち」をするが、相場が強いときには思ったようには下がらず、結局は高値買いをしてしまったり、買うことをあきらめざるを得なくなる。
落ちている状態でナイフを拾おうとすると刃を掴んで怪我をする。落ちてしまったナイフを拾えば怪我をしない-ここから、相場が急落しているときは、下手に買いを入れるとさらに下がって大損するので、底を確認して、そこから下がらないことをよく確認してから買いを入れたほうがよいということ。
買うときは買う。売るときは売る。どうしても、買うときは「少しでも安値で買いたい」と弱気になり、売るときは「少しでも高く売りたい」と強気になる。
「高い」のには理由があることが多い(好業績、人気、よい見通しなど)。「高い」というだけで敬遠しないほうがよい。
利益の源泉は「売り」にあり。買いよりも売りのタイミングが重要。
市場動向が気になりすぎて一日中チャートに張りついていると、目先の動きにとらわれ過ぎて却って損をする。少し目線を変えて、冷静になるほうがうまくいく。
株価は上下動をしながらも、相場のサイクルの中で、元の株価水準に戻ることがしばしばある。
「どの銘柄を買うか」よりも、売買の時期やタイミングのほうが余程重要だ。
閑散相場は、悲観材料もそろって売りも出尽くしていることから、何かがきっかけとなって上昇相場に転じることが多いので、売りは待て。
逆日歩(信用取引で売り残>買い残となり、株不足となる状態)では買い方が有利となり、売り方は(株価が上がることで)買戻しによって踏み上げ相場となることから、「売りなし」。とはいえ、なかなかうまい話があるわけもなく、そうこうしているうちに株価が下がってしまうこともあるため、逆日歩を狙っての買いもそう易々と飛びつくものでもない、という戒め。
靴磨きの少年までもが株の投資の話をするようになると、市場は過熱状態にあってバブル崩壊の予兆なので早めに手じまいしたほうが安全であるということ。バリエーションとしては、「主婦やタクシー運転手が株や投資の話をしたら天井」「NHKや朝日新聞が取り上げたらそのブームは下火に向かっている」など。いずれもそれだけ人々に行き渡って、市民権を得ていることを喩えたもの。投資は「人と違うことをする」からこそ儲けが出るのであって、「誰もが話題にするもの」になった時点で投資としてのうま味は縮減している。
相場はチャート(過去の経験則)から外れた値動きをすることがある。チャートだけをみて投資の判断をするのは危険。
相場で大儲けをした後は気が緩みがちで、財布も緩み、思わぬ損をしてしまうこと。勝って兜の緒を締めよ。
相場の動きにつられて、売買の際に自分で決めた指値が揺らぐと、結局チャンスを失うかもしれない。
相場が下落して、チャートが3回空(窓を開けた形)になると、投げ売りも出尽くし、買い相場に逆転すること。
一空で強力な買いが入り(1つ目の窓)、二空で買い乗せがあり(2つ目の窓)、三空で買戻しや成行買いが見られるようになると(3つ目の窓)、そこが天井になる。この段階では売りに向かったほうが良いという相場感のこと。
あるポイントから3割上がったら「売り」、3割下がったら「買い」のサインとして捉え、それ以上無茶な投資はせずに手堅く利益を確定させてしまえ。
低迷していた株が、何かのきっかけでいったん上がり始めるとスピードをつけて上昇することがある。急に上振れするには何か理由があるはずなので、あれこれ詮索せずに買ってみてもよいかもしれない。
うまい話はどこにも転がっていない。誰かのポジショントークに惑わされず、自分の意思をまず大切にしたい。
プロは「人と同じこと」をせずに儲ける。つるまず、ダベらず、最終的に「自分の判断で」投資することが大切。
歴史にifはない。後悔しても覆水盆に返らず。過ぎたことにくよくよせず、次からの投資に意識を向けよ。
小手先の売買では小幅な利益は得られても、中長期的に見た時に大きな成果は得られない。
相場の見通しが不透明な時は、相場自体があらゆる要素を織り込んで動いていると捉え、慌てずにその相場の動きに従って動いたほうが安全。
気になっている銘柄に好材料が出ると、どうしても飛びつき買いをして、結果的に損をしてしまいがち。よくよく調べてから買っても遅くはない、という戒め。
研究を重ね、自分が自信を持った銘柄へ投資したならば、多少の上下動にも動じず、焦りや迷いを減らすことができる。
相場が下げ基調であるにもかかわらず、過去の高値にとらわれて、「いつか戻るだろう」と楽観視しているうちに、保有株を塩漬けしてしまうこと。
特定の商品・銘柄だけに投資をするのではなく、複数の商品・銘柄に投資を行い、リスクを分散させたほうがよい。1つの籠に卵を盛ると、その籠を落としたら全部の卵が割れてしまう危険があることから。
相場が高値にある期間は短く、逆に底値にある期間(横ばいである期間)はずっと長いこと。株価が急騰しているときは、その期間はごくわずかであること。
年末(12月20日以降)に相場が高くなること。
強気で押すことも、慎重に進めることも、ときに儲かることはできる。しかし、欲をかくと必ず失敗する。
自分が理解できないものには投資しないほうがよい。投資銘柄を考えるときも、知識があるものを選んだほうが失敗がすくない。
自分の思った通りに相場が動かないことは多々ある。自分の判断が正しいかを見極めるためにも、一気に投資するのではなく、成否を確かめながら徐々に売り買いをしていったほうがよい。
うまい話はない。欲をかかず、余裕資金で投資せよ。
いくら値上がり株であっても、活発に取引されていないものでは売買が成立しない。値動きだけでなく、取引が健全に行われている銘柄を買いたい。
全資産を1つの銘柄に投資してしまうとか、不安定な企業の株を持っているなど、相場の変動に一喜一憂し、夜も眠れないような投資をしていると平常心を保てなくなる。常に余裕資金(余裕のある心理状態)で投資をすることが大切。
相場は意のままになることはない。
苦労して育てた薔薇を満開で売ってもすぐに枯れてしまうので時期を逃がしてしまうが、八分咲きの状態であればよく売れるはず。それと同じで、「まだまだ」ではなく、「そろそろ」と思った所で手放したほうが、結局はうまくいく。
美人コンテストでは、みんなが「美しいと思うであろう」人に投票することで結果が収斂していくことに喩え、投資の場合も、市場参加者の多くの人が支持する銘柄や商品を選ぶことが、結果的に有効な投資につながる可能性が高いということ。
投資で利益を得るためには、「人と違うこと」をしなければならないということ。群集心理で総強気の時はすでに天井圏にあり、総弱気の時はむしろ底値圏であることも多い。
含み損を抱えた株などを、損失の少ないうちに見切りをつけることは、千両の価値がある。損失を拡大させないために、いったんの痛みを覚悟の上で損切することには、万両の価値がある。
その商品の季節になってからではなく、人が注目して欲しくなる前に買えれば、利益を得やすい。
退場せずに残っている人は相場の変動の恐ろしさを経験として持っているので、初心者と比べて相場を楽観視せず、無茶をしなくなる(初心者ほど、無理・無茶・無駄をしてしまう)。
多くの人が「もうそろそろ底だろう」と思うときはまだ下がるかもしれない。「まだ下がり続けるだろう」と思うときはもう底値かもしれない。
過去の安値にとらわれて、なかなか買いができないこと。または過去の安値に恐れ、不適切な売りをしてしまうこと。
ずっと取引のことばかり考えていると、客観視ができなくなり、じきに利益も得られなくなる。ときには手を引いて、相場を冷静に眺めることも大切。
急騰するということは、急落することもある。
上昇相場の時は、慌てて利益確定をするともったいないことがある。下降相場の時は、損を早めに確定させないとさらに損を確定させてしまう。タイミングをよく見極めよ。
常に相場の流れを見て、うまく波を見つけることが大切。