トップページへ ちえぶくろトップへ

貨車の記号解説


貨車に振られている 記号を解説します。原則としてJR貨物の現行の貨車記号としていますが、一部国鉄貨車時代の記号を合わせて記載している場合があります(現存しないものがある)。

概説

「用途記号+積載重量記号+車両番号(形式-製造番号)」が基本形(※)で、緩急装置(ブレーキ)を持つ場合は積載重量記号の後に「フ」を付与する。また貨車の構造や性能を特に表示する必要によって、用途記号の前(上付き)または後ろ(下付き)でひとまわり小さいカタカナの記号(特殊標記符号)を付することがある。

(※)車両番号については、JR貨物発足後以降のものがハイフン形式を採用。国鉄時代の貨車は国鉄時代の記号や番号(6桁以内、ハイフンなし)をそのまま継承しています。

用途記号

有蓋貨車

タンク貨車

無蓋貨車

ホッパ貨車

緩急装置のある貨車

事業用車

営業貨物を運ばない車両で、厳密には「貨車」ではない。したがって、緩急設備(車掌室)があっても、「フ」は付与されず、積載重量記号も付さない。

積載重量記号

車両番号

国鉄型(6桁形式)

6桁以内の数字で表す。その形式で最初に製造されたものの番号=形式称号となり、原則として「0」または「5」から始まる(「1」から始まる場合もある)。増備等によって形式の番号がいっぱいになってしまった場合は、4桁の形式の場合は万位、5桁の場合は十万位などに数字を付加する(ただし、これと別のルールで増番されているケースも散見される)。

JR以降の新形式(ハイフン形式)

形式番号-車番で表す。車番は1~付番する。ただし、同一形式内での区別のために千・万単位で番台区分を変更する場合がある(この場合も1桁目は1~)。

特殊表記符号

特別な構造や性能を特記する必要がある場合に、用途記号の前(上付き)または後ろ(下付き)でひとまわり小さいカタカナの記号を付したもの。


Appendix. コンテナ・タンクの符号あれこれ

主なコンテナの種類

コンテナの制限標記

タンクの種類

タンクの記号

文字記号-2桁の数字で表す。

<文字記号>

積荷の種類。

<十の位>

積荷の主性質。

<一の位>

積荷の副性質。複数ある場合は、同値を「・」で併記する。



トップページへ
ちえぶくろトップへ