誤)部長は、この会議に参りますか? → 正)部長は、この会議にいらっしゃいますか(お出になりますか)?
誤)部長はご出席されますか? → 正)部長はご出席なさいますか?
誤)このアメニティは、自由にお持ち帰りできます。 → 正)このアメニティは、自由にお持ち帰りいただけます(になれます)。
誤)どなたでも自由にご利用できます。 → 正)どなたでも自由にご利用いただけます(になれます)。
誤)この電車には、ご乗車できません → 正)この電車には、ご乗車いただけません(ご乗車になれません)
誤)このイベントにご参加したい方は、 → 正)このイベントに参加されたい(ご参加になりたい)方は、
誤)ご結婚されての感想を・・・ → 正)結婚されての(ご結婚なさっての)感想を・・・
誤)なんと! このメニューがすべて無料でいただけます! → 正)なんと、このメニューが無料で召し上がれます(召し上がっていただけます)!
誤)お求めやすい価格です → 正)お求めになりやすい価格です
誤)本件は、常務がご説明されるとのことです → 正)本件は、常務がご説明になる(ご説明なさる、説明される)とのことです
誤)田中課長は、ただいま外出していらっしゃいます。 → 正)課長の田中は、ただいま外出しております。
誤)弊社の社長の青井が、本件を「進めてほしい」と仰っていました。 → 正)弊社の社長の青井が、本件を「進めてほしい」と申しておりました。
誤)あちらのトイレをご使用してください。 → 正)あちらのトイレをご使用になってください(お使いください)。
誤)先ほど先生が申されましたように、→ 正)先ほど先生が仰った(言われた)ように、
誤)石田部長は在席でございますか? → 正)石田部長は在席でいらっしゃいますか?
既に人口に膾炙して、必ずしも「誤用」とは言い切れない表現(慣習化した表現)もあります。
誤)社長がおっしゃられたことは、 → 正)社長がおっしゃったことは、
誤)ご案内させていただきます → 正)ご案内いたします
誤)今すぐ確認させていただきます → 正)今すぐ確認いたします
誤)大磯教授にお越しになっていただきました → 正)大磯教授にお越しいただきました
誤)知事がお立ち寄りになられました → 正)知事がお立ち寄りになりました
誤)自由にお召し上がりいただけます →正)自由に召し上がっていただけます
誤)自由にお召し上がりになれます → 正)自由に召し上がっていただけます
誤)お伺いします → 正)伺います
誤)拝見いたします → 正)拝見します
誤)(目上に対して)ご苦労様です → 正)お疲れ様です
誤)(目上に対して)了解しました → 正)承知いたしました
誤)中谷課長はおられますか? → 正)中谷課長はいらっしゃいますか?
誤)とんでもございません! → 正)とんでもないことでございます
誤)とんでもありません! → 正)とんでもないことです
誤)飯田部長様 → 正)飯田部長
誤)営業部様 → 正)営業部御中(営業部の皆さま、営業部各位)
誤)役員会議が長引かれているようですので、→ 正)役員会議が長引いているようですので、
誤)お取り寄せする → 正)取り寄せる
誤)花に水をあげる → 正)花に水を遣る
誤)ペットは何匹いらっしゃるのですか? → 正)ペットは何匹飼われているのですか?(何匹いるのですか?)
敬語の表現(概要)についてまとめます。敬語には、「尊敬語」「謙譲語(Ⅰ)」「謙譲語(Ⅱ)(丁重語)」「丁寧語」「美化語」の5種類があります。
話し手・書き手が、動作の主体(相手)を高めることで敬意を表す敬語です。
(例)
話し手・書き手がへりくだって、動作の受け手を高めることで敬意を表す敬語です。
(例)
話し手・書き手が、自分のことを、話の聞き手・読み手に対して丁重に述べる敬語です。
(例)
話し手・書き手が、様々な事柄に対して、話の聞き手・読み手に対して丁寧に述べる敬語です。
(例)
物事を丁寧に述べる表現です。
このほかにも、相手に対して敬意を払うための呼称表現があります。