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季節の挨拶状のマナー


季節の挨拶状のマナーについての解説記事です。

年賀状

「年賀状」とは、お世話になっている人に新年の挨拶(年賀)を手紙で代用して行うことです。

本来は「あけましておめでとうございます」の挨拶が通用する松の内(1月7日まで。地域によっては1月15日まで)に届けば十分に「年賀」となりますが、一般的には「元旦に届くことが礼儀」とされることも多いようです。

寒中見舞い

寒中見舞いは、厳寒の時期に相手の健康を慮る挨拶状です。寒の入りから節分までの、「小寒」から「大寒」の期間が「寒中」で、松が明けてから(1月8日以降。地域によっては1月16日以降)、立春までに届くように送ります。

喪中に年賀状をいただいたときや、送っていない年賀状を返信するタイミングが遅くなってしまったときに、年賀状の時期が過ぎてから返礼の挨拶として送ることも多い便りです。

余寒見舞い

立春以降に寒さを見舞う挨拶状を送る場合は、「余寒見舞い」を送ります。

暑中見舞い

猛暑の時期に相手の健康を気遣う挨拶状です。「小暑」から「大暑」の期間が「暑中」で、梅雨が明けてから立秋前までに届くように送ります。「土用見舞い」とも言います。

残暑見舞い

立秋以降に暑さを見舞う場合は、「残暑見舞い」を送ります。

喪中はがき(年賀欠礼状)

1年以内に近親者に不幸があった場合に、年賀状の交換を辞退することを伝える便りです。一般的には二親等以内の親族の不幸があったときに差し出します。

相手が年賀状を準備する11月中旬頃~12月初旬までには届けます。この期間を過ぎると相手は年賀状を既に投函してしまっている場合があります。また、急な不幸によって欠礼状が間に合わない場合もあります。その場合の返礼には、寒中見舞いを差し出すことが一般的です(ただし、年賀欠礼状との行き違いが明らかで、欠礼状で挨拶は済んでいる場合は、わざわざもう1通出す必要はないとも言えます。そのあたりは相手との関係性などにもよるでしょう)。



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