愛国心(自分の国に対しての愛着や忠誠を抱く心情)から派生し、「国のために尽くそう」とする思想。
帰属意識や自尊心、自身や自己肯定感などから形成される、自分が自分であることの認識。自己証明。
皮肉。
弁証法により対立する要素(正と反)を統合し、より高度な状態(合)に至ること。止揚。
学問や芸術の世界での権威主義。
類推。複数の要素から共通(類似)の要素を抜き出し、一般化する思考。
革新的、前衛的な芸術的立場。
真理をついた言葉。箴言。
当然としてある前提。疑うことが不要な所与の条件。
行き詰まること。解決不能な状態。
あるテーゼ(命題)を否定するテーゼ。
1つの物事に、2つの矛盾する考え方や感情を抱くこと。
すべての物事を1つの原理で思考すること。
広く全体に行き渡っていること。特異でないさま。
特殊な物事から、普遍的な法則や概念を引き出すこと。
現実の(目に見える)事象の背後にある、理想的・観念的な本体物。
ある集団や立場の考え方や行動様式に共通する価値観や思考方法、信条の体系。
直観。ひらめき。
それぞれの国家やその国の文化を肯定しつつ、諸国家間・諸民族間の協力、共存共栄を図ろうとする考え。
専門家が行為(医師が治療行為など)を行う前に、状況や対処方針、その行為のメリット・デメリットを説明し、事前に行為への同意を得ること。
直接的でない(遠回しの)比喩。暗喩。メタファー。
保守主義・反動主義的な政治的立場。または急進主義や・共産主義に対しての漸進主義・反共産主義。
利己主義。自己中心主義。エゴイズム。
もとは「生態学」で、生物と環境や生物同士の相互作用を扱う学問領域。転じて、自然環境保護の思想・運動。
模倣者、亜流。
仮説から論理的に新しい法則を生み出すこと。普遍から特殊を導くこと。
西洋の立場から、東洋の風習や習慣を珍しがり(面白がり)、結果として愛好する状態。
気の利いた冗談。ユーモア。
確実性や、その度合い。蓋然性を数量化したものが確率。
ある物事の集合から共通的な要素が抜き出されて総合・一般化された事柄。
資本主義や自由主義経済の結果として生じる極端な貧富の差が顕在化した社会。
それまでの社会の価値観や既成概念、既得権益に立脚した政体などが根本的に覆る大きな社会変革。
ある物事を説明できるように、統一的・論理的に仮定された説。
解決しなければならない問題。
抑圧された感情が解放され、精神が浄化されること。
人や世代、社会にとっての、ある物事への価値判断の基準。
相反する選択肢にとらわれ、迷うこと。
元の状態に戻すこと。
表現に含まれる深い意味合い。
具体ではなく、抽象的に頭の中で考えていること。
物質ではなく、意識や主観、イデアなど観念的なものを根本的な存在と見做す考え。
ある一定の内容を指し示すもの。
個別・具体から一般的な法則を導くこと。特殊から普遍を導くこと。
行動や判断の際の基準。
故意に正しくないことを正しいかのように言い繕う、いい加減な弁論。
真理に背くように見えて真理を述べている説。パラドックス。
主体が働きかける対象。
特定の意見や観点に左右されない物事の捉え方。
革命等の手段による社会構造の変更や価値体系の根本的変更を目指す、過激・極端・性急・抜本的な政治的立場。ラディカリズム。
「資本家」と「労働者」という階級および経済的競争と格差の存在のみならず、「財産の私有」までを否定し、生産手段・生産物などすべての財産を共有することによって「貧富の差のない社会」を実現しようとする思想。階級が消滅し、生産力が高度に発達する中で、各人は「能力に応じて働き、必要に応じて分配を受ける」ことを理想とした。
血縁や地縁、宗教的なつながり、特定の目的によってつながった人間たちが形作る集団や組織。
概ね、16世紀の宗教改革~20世紀半ば(第2次世界大戦)の時代。日本では一般的に明治維新以降を指す(江戸時代は「近世」)。
教訓や道理がかこつけられた物語。
はっきりとした実態・そのもとの区別できる特徴を備えているさま。個々の事物に即しているさま。実際に形などがあって、五感で捉えられるさま。
自然環境に本当はよくないものを、「自然にやさしい」と見せかけて提供すること。
植民地で生まれ育った、植民地の先住民以外の人間。
地球規模(グローバル)の視野で考え、地域(ローカル)で行動・実践すること。
経済活動・文化活動などが、国家の枠組みを超えて世界規模で拡大・発展・伸張するさま。
無性生殖によりつくられた、もとの固体・細胞と遺伝的に同一である生物の固体や細胞。
「軍事力強化」が国家の最重要事項となり、政治・経済・社会・文化・教育など国民に関わるすべての生活領域が軍事体制に組み込まれる体制。
日常。
物事の根本原理や抽象的な事物(神や霊魂などを含む)を対象とする学問の一。
独自の表現様式によって美を追求・創作・表現する活動。また学問・芸術(学芸)と技術の総称。
無知蒙昧な民を導き正しい知識を授けること。
ある生物の遺伝情報の全体。
仮説の真偽を実験や調査などによって確かめること。
ある利益を請求・主張・享受することができる能力や資格。
聖典を文字通りに解釈運用し、世俗主義に反対する宗教的立場。転じて、単一の価値観を絶対視し、他者の価値観を排撃する思想。
話し言葉。または、言文一致がはかられた現代語のこと。
人間活動の背後に、ある「構造」があることを見据え、その構造によって起こる諸現象を考察する立場。
目的実現・達成のため、アクションを取ること。
現世的な功名や利益を第一に考えること。
道理や論理に適っていること。
国際問題の解決を、国家や国際機関の協調・対話によって解決する思想。
マルクス主義や無政府主義において、世界の労働者階級の統一による国際的な連帯・団結を強める政治思想。プロレタリア国際主義。
自国の存在(とりわけ伝統的要素)を(世界で)最もすぐれたものと捉え、それを殊更に強調する排外的な思想。
近代社会において、自由で独立した意思を持つ主体としての個々の人間。「国家」や「共同体」と対置される「個々の人間」。
個人の独立と活動の自由を最大限尊重し、国家・社会の統制や集団の束縛を斥ける考え。
1つの国や民族・文化にとらわれず、「世界」の観点で捉える世界観。
他国の問題に積極介入しないことを国是とする立場。モンロー主義。
劣等感。抑圧されて無意識的に蓄積された負の感情の総体。
人工的に細胞を培養・移植し、臓器や組織を修復する医療。
主張や露出は目立たないが、社会的には多数派であるさま。沈黙せる大多数。
持続可能性。
伝統的で権威が定着しているものとは異なる文化。
「社会変革」を支持する政治的立場。反保守主義。または急進主義・共産主義。
産業における技術革新と、それに伴う社会や経済の刷新。1760年代のイギリスで勃興した。
自分勝手な考え。ほしいままであること。
生物学的な性別とは異なり、社会的・文化的に形成されてきた人為的な性区別のこと。
「他者」と対置される自分自身。思考や行動を司る主体としての自分。
発言の中身が食い違い、合理性に欠けること。自己矛盾。
成功体験に基づく自信によって形成される、自分自身の在り方を認める感覚。
「自分の行動は自分で責任を取る」ことを強調する思想。
本来の目的を見失い、ほんらい「手段」だったものが「目的」になってしまうこと。
商品の需要と供給に基づき、売り手や買い手が自由に商品・サービスの売買を行うことで、物・サービス・お金が効率よく流通する経済体系。
環境に適合したものが生き残り、そうでないものは滅ぶという摂理。自然選択。
実際に行動すること。
客観的な事実に基づいた証明。
主義や理論を行動に移すこと。
「個人」としての自己存在に自覚的になることで、自己の在り方を考察する思想。
冷笑的。皮肉。
自由な経済的競争を前提に、資金や生産手段を持つ「資本家」が、労働者を雇って労働させ、「利益」を生み出す社会と経済の仕組み。
労働者に対する福祉や社会保障など、「社会政策の充実」や「社会資本の整備」に国家が積極介入することを通じて、労働者の生活を改善・向上させ、「福祉国家」を実現することで、資本主義社会の穏健な改良(漸進的な社会主義の実現)を行うとする政治的立場。
「資本家」と「労働者」という階級および経済的競争と格差の存在を否定し、生産手段を社会的に共有することで生産活動を行う社会と経済の仕組み。
暴力革命やプロレタリア独裁(共産主義)を否定し、議会制民主主義の体制を維持したまま社会主義を実現しようとする思想。穏健的社会主義。
抽象化・一般化する際に、不要な要素を取り除くこと。
15~16世紀のヨーロッパで起こった宗教運動。「免罪符」の濫用によるカトリックの堕落を批判し、聖書のみに基づく信仰を訴えたプロテスタントが生まれた。
個人の自由を尊重し、これに対する国家の干渉を極力排除することを目的とした政治思想。リベラリズム。
超現実主義。奇抜な構図で深層心理や無意識の世界を表象する芸術的立場。
個人の独自の思考や立場、感情、感覚に基づいた物事の捉え方。
意思をもって行動し、自己の他に作用を及ぼす存在。客体にはたらきかける存在。
抽象的な概念を具体化したもの。シンボル。
神話や伝説、英雄記などを語る長編詩。
作者自身の感情を語る詩。
思考の出発点。前提。
他からの干渉なく、自分自身の考えに基づいて自身の行動を制御すること。
板挟み。選択肢のどちらを選んでも決め難い問題が発生している状態。
生物の種は、原子生物が進化してできたとする、神話と対置される生物理論。
AIが人間の知能を超える段階。
身分や性別、門地などを問わず、すべての人間が生まれながらにして持つ、自由で独立した個人としてその具備が尊重される(べきとされる)権利。
現在の政治・経済・社会にあらわれている不合理を次第に改善し、新しく、よりよいものを追求する(ときに社会改革を目指す)政治思想。革新。
根拠もなく信じ込まれていることがら。
団体や運動の主義主張を端的に表現したもの。標語。
矛盾なく一貫しているさま。
ある地域の環境・生物の総体。
自然環境や生物の種類や生態が多様であるさま。
生物の生死にかかわる部分への人為的な介入に伴う倫理。
宗教的な価値観や世界観から脱却すること。
現役世代が、環境や経済などのありようを今の世代だけをよしとせずに、将来世代の生存や生活の持続可能性にも配慮すべきとする倫理観。
他の何ものとも比較されず、同等のものもなく、それ自体が他と関係なしに存在すること。
万物を支配する法則。
漸進的・部分的・穏健的な社会改革を志向する政治的立場。
独断で思いのままに振舞うこと。独裁。
個人の自由や権利よりも、国家や民族の方針や利益を重視する体制や思想。
既知の事実にとらわれること。固定観念。
2つのものが互いに対立しているさま。
他のあるものとの関係や、ある範疇の中での比較によって、そのものが成り立つこと。
遠ざけられ、仲間外れにされること。また、資本主義による労働者の搾取の結果として、単なる労働力に陥った人間が、人格や労働から得られる充足感をすっかり喪失するさま。
命題を設定すること。あるものを対象として立てること。
ある一定の関連づけによって個々のものがまとめられた全体。
1つの言葉に多くの意味が宿っていること。多くの意味解釈があること。
複数の要素が同時に存在し、互いに並立しているさま。
思考の枠組みを解体し、再構築すること。ディスコントラクション。
多様な文化を尊重し、異文化・異民族間の共生をめざす思想。
自らの意志によらず、他からの命令や強制によって行動すること。
資本家と労働者階級の中間に位置する人々。また単に、中程度の財産を持っている人々。
いくつかの事物に共通する要素を一般化したさま。観念的であり、具体的でないこと。実体がなく、五感で捉えられないさま。
かたよりがなく、調和がとれていること。
直接的な比喩。「まるで~のようだ」など。
他国を侵略することで、自国の利益や版図を拡大する思想や体制。
抑圧が支配し不幸が蔓延する暗黒世界。反理想郷。
ある対象について物事の真偽・善悪などの判断を表したもの。命題。
ある状況にふさわしく、合致していること。
ある状況や条件にぴったりと当てはまること。
本文、原典、原本。
対象物を意図的に変形して表現すること。
同じ意味の言葉を無意味的に繰り返してしまうこと。トートロジー。
問題としないこと。
文書。また事件や出来事を文書や映像で残すこと。
一部のものに当てはまること。普遍的でないこと。
他とは特異な性質をもっているさま。ありふれていないこと。
教義。独断。根拠のない定説。
自国や自民族を至上のものとおき、その発展を目指す思想。
対立した2つの概念。
真理や、物事の「価値」を徹底して否定する思想や立場。
微妙な違い。
人間を世界の中心と置く思想。
主張や露出は大きく目立つが、社会的には少数派であるさま。
財力や権力、高い社会的地位には義務や責任が伴うことを意味する道徳観。高貴たるものの義務。
事実に基づいた作品。
外国の人や物を排斥しようとする思想。
自分と異なる人種や民族・宗教・言語・国籍の人を排除しようとする思想。
ある大国が、軍事・経済・政治的な影響力を発揮し、自国よりも弱い立場の国々に介入し、主権侵害を継続的に行うこと。
一時的な熱い情感。
ある特定の時代において支配的なものの見方。
祭りや儀式など、非日常。
一切の改革や革新に反対する政治的立場。
ピラミッド型の階層組織。階級。
人間を尊重する考え方。人間中心主義。
心に思い浮かぶ具体的なイメージ。
全体主義・排外主義・軍国主義に基づく独裁的政治体制。
虚構。作り話。
あるものごとを、他の事物に仮託して、間接的に批判すること。
女性の立場から男性中心社会を批判し、女性の権利の確立や男女平等社会の実現を訴える思想や運動。
平易に換言すること。ひらいて説明すること。
論理的に説明できないさま。道理に合わないこと。
ありふれていること。他とは特に異なる性質を持ってはいないさま。
物と心、身体と精神を区別する考え方。
すべてのものに共通して当てはまること。特殊性がないこと。
個人の秘密。それを他人に知られない権利も含む。
1789年にフランスで起こった革命。事後の「人権宣言」を契機に、基本的人権の概念が明文化された。
資本家階級。ブルジョワ。
物語の筋書き。
政治的意図を持って、大衆の行動を誘導・操作しようとする宣伝方法。
労働者階級。
あらゆる文化に等しい価値を認める立場。
書き言葉。または、古典語。
物事を要素や成分に分解し、その構成を明らかにする行為。
意味のつながり。物事の背景。コンテクスト。
対立する要素(正と反)を統合し、より高度な状態(合)=アウフヘーベン、止揚に至る思考。
従来からの伝統や習慣、社会制度、世間の考え方を維持し、社会的もしくは政治的な変更や改革・革新・革命に反対する(嫌う)思想。
近代の価値観を相対化し、新たな価値観を追求する思想運動。近代の後の時代。
大衆迎合。大衆にとって言葉巧みに甘言を呈し、極端な政策を主張することで人気を取る政治手法。
社会的少数派。
社会的多数派。
不特定多数の集団・大衆に情報を伝達する媒体。
政体の意思決定をその構成員自身が行う(主権を持つ)政治形態。
生命を持たないこと。転じて、感情がないさま。また、部分が独立(孤立)し、相互の密接な関係を持っていないさま。
ある対象について物事の真偽・善悪などの判断を表したもの。またはその「判断」の対象となる文章や数式。あるいは真と証明された「定理」そのもので、以降の推論のもととなるもの。
情報の仲立ちをする媒体。
メディアによって伝えられる情報を使いこなす能力。
流行の様式。
批判や論争、研究の対象となる事柄。
現象の本質は精神の働きそのものであるとし、人間の心の作用を重視する考え。
観念ではなく、物質を根本的な存在と見做す考え。
生命を持っていること。また、様々な部分が相互に密接な関係を持って存在しているさま。
理想郷。
論理的思考能力。真理を認識する能力。
情報を活用する能力。読み書き。
伝統や慣習、ときに規制などにとらわれず、しがらみやとらわれからの「自由」を重視する政治的立場。自由主義者。
14世紀イタリアにはじまった、全欧的な芸術・思想の革新。古代ギリシア・ローマの復興や、人間の「個」の重視などを特徴とする。「再生」や「復興」とも。
現地報告。現場記録。
言葉を巧みに用いた効果的な表現。修辞。
規模が特定の地域に限られること。地方特有のさま。
理性。論理。知的認識能力。また、「言葉」の意味でも用いる。
理性や知性よりも、神秘や空想を重視する芸術的立場。
筋道だって思考や論証が組み立てられていること。