「年の初めを祝う」日。
もと戦前の祝日である四大節(四方拝、紀元節、天長節、明治節)の一つです。
「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」日。
小正月に由来し、1999年のハッピーマンデー施行までは1月15日でした。
「建国をしのび、国を愛する心を養う」日。
初代天皇である神武天皇の即位日である「紀元節」に由来します。旧暦の1月1日です。
「天皇の誕生日を祝う」日。
今上天皇(令和)の誕生日です。平成は12月23日でした。慣例上、世界において君主の誕生日がその国の「国家の日(ナショナル・デー)」となることから、日本においても天皇誕生日が「国家の日(ナショナル・デー)」となります。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日。
かつての「春季皇霊祭」です。この日が春のお彼岸です。
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日。
昭和天皇の誕生日に由来し、1989年~2006年は、昭和天皇が自然を愛していたことから「みどりの日」となりました。「みどりの日」は、2007年に5月4日に移動します。
「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」日。
日本国憲法が施行された日です。
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」日。
1988年~2006年までは祝日と祝日にはさまれた「国民の休日」でしたが、2007年より、もと「みどりの日」であった4月29日が「昭和の日」となったことから、5月4日に移動(法としては新設)されました。
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日。
男の子の成長を願う「端午の節句」です。
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日。
もと「海の記念日」で、2002年までは7月20日でした。なお2020年は東京五輪(コロナで延期)の開会式予定日前日の7月23日、2021年は東京五輪の開会式前日の7月22日に特措法で移動されています。
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日。
「海」に対する「山」として、お盆前の祝日という形で制定されました。2020年は東京五輪(コロナで延期)の閉会式予定日翌日の8月10日、2021年は東京五輪の開会式前日の8月8日に特措法で移動されています。
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日。
2002年までは、9月15日でした。
「祖先を敬い、なくなった人々をしのぶ」日。
かつての「秋季皇霊祭」です。この日が秋のお彼岸です。
「スポーツを愉しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」日。
もと「体育の日(10月10日)」で、1964年の初代東京五輪の開会式が行われた日でした。2000年にハッピーマンデー施行による月曜日固定化を経て、2020年の東京五輪開催に合わせて改称されています。なお2020年は東京五輪(コロナで延期)の開会式予定日の7月24日、2021年は東京五輪の開会式当日の7月23日に特措法で移動されています。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日。
明治天皇の誕生日に由来(かつての「明治節」)します。
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日。
神嘗祭(伊勢神宮の祭日)・新嘗祭(天皇家の祭日)の日です。収穫祭として、五穀豊穣を祝い、その恵みを神に感謝する日です。
新嘗祭は、天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇に供えて感謝の奉告を行い、自らもその供え物を神からの賜りものとして食する儀式で、宮中祭祀の中で最も重要な祭事として古代から継がれてきました。
「国民の祝日が日曜日に当たるとき、その後の最初の平日を休日とする」日。
2006年までは要件が「その後の最初の月曜日」でしたが、現在は「その後の最初の平日」とあらためられています。
「その前日及び翌日が国民の祝日である平日は、休日とする」日です。
2つの祝日に挟まれた平日を「休日」とするものです。もと5月3日の「憲法記念日」と5月5日の「こどもの日」の飛び石連休を改称する目的(5月4日を休日にするということ)で1988年から適用されましたが、2007年から5月4日が「みどりの日」となりました。
2003年以降は、ハッピーマンデー制度により、暦によっては敬老の日と秋分の日が平日を挟む場合があり、この場合は当該の平日が休日になることがあります。この場合は、大型連休化して「シルバーウィーク」とも呼ばれています。
また、2019年には今上天皇の即位の日(5月1日)が特例により休日となったことで、2019年4月30日・5月2日が「国民の休日」として扱われ、ゴールデンウィークが「10連休」となったことがあります。
皇室慶弔行事があるときは、特例法によって休日となります。