■なぜか地上波で14チャンネルも映る
自宅のテレビ。普段はほとんど見ないと思って、当初はパナソニックのポータブルTV(風呂にもはいれるやつ)でしのいでいた。しかし、どうも画面が小さい。
引っ越しを機に、普通の32型の液晶テレビを買い、「ああ、やはり普通の画面はいいなぁ」と思っていた。
今のマンションがケーブルテレビ経由の地上デジタルなので、テレビを設定してみて驚いた。12チャンネルすべてが映るのだ。ちなみに千葉県である。
1・・・NHK総合、2・・・NHKEテレ、3・・・千葉テレビ、4・・・日本テレビ、5・・・テレビ朝日、6・・・TBS、7・・・テレビ東京、8・・・フジテレビ、9・・・MXテレビ、10・・・Jテレ(ケーブルテレビ会社の放送)、11・・・JCOMチャンネル(ケーブルテレビ会社の放送)、12・・・放送大学(「錯覚の科学」などは秀逸。結構面白い番組をやっているのだ)。さらに番組表からの選択で何故かテレビ神奈川とテレビ埼玉も映るというおまけつきである。これで全14チャンネル。これだけチャンネルがあるので、当面BS、CSには加入しない。
■録画機能とDVD再生機能があれば十分。しかし・・・
次は録画機能とDVD再生機能がほしい。とはいえBDレコーダーほどの高機能は不要。そんなときは、高すぎるBDレコーダーではなく、外付けHDDと格安のDVDプレイヤーの組み合わせがお勧めだ。USB端子にHDDを、HDMI端子にDVDプレイヤーを接続して一件落着・・となるはずだった。
しかしここで問題が。テレビがシングルチューナーだったのである。迂闊だった。すなわち、HDDに録画しているときには裏番組を視聴することができないのである。当初は「テレビなんてそんなに見ないからいいや」と思っていたが、そうでもない。良質な番組(ドキュメンタリーなど)は、一定数存在するのだ。しかもそういうのに限って、何故か重なるのである。
ということで、「テレビを見ながら録画をする」ことを叶えるため、「地デジチューナー」を買った。意地でも高いBDレコーダーは買いたくなかったのである。この「地デジチューナー」、地上波が地デジ化したときに、アナログテレビで地デジを見るという目的で世に出回ったチューナーである。当時、アンテナメーカーのマスプロなどから良質のものが出ていたので、数が出回っている中古を購入。ラッキーなことに、壁側のアンテナ端子は2つあったので(なければ分岐器を買わなければならないところであった)、それとチューナーと、テレビのRGB端子とを接続。画質は落ちるが、見事に「録画中に他のテレビ番組を見る」という目的を達したのであった。
■次はネットの番組群を観たい
さて、こうなってくるとさらに欲が沸いてくる。今までPC経由で見ていたネット上の番組群を観たいのだ。Amazonのプライム会員なので、「Fire TV Stick」を購入。これをHDMI端子に刺す。Amazonのプライムビデオ、そしてアプリで入れられる「Abema TV」、「全員集合」がどうしても観たくて会員になっている「DTV」(これもアプリ)などの番組群を一気に見られるようになった。Youtubeも見られるのは地味にでかい。英語が好きな妻は、「NHK Word TV」をずっと楽しんでいるようだ。
さらにこの「Fire TV Stick」、Apple TVを買わないと無理だと思っていた「iPhoneのミラーリング」もできることが判明。「Aire Recever」などのアプリを入れれば、iPhone、iPadとも同期が!これで、iPhoneに撮りためた動画や写真も、子どもも含めて家族で楽しむことができるようになった。
■久し振りにテレビゲームもやりたいぞ
ミニファミコンを買った。これは懐かしいし、嬉しい。「マリオ」「マリオ3」がどう考えても出色の出来。あれを超えるゲームって、そうそうないのではないかとプレイしながら思ったね。HDMI接続なので、画質がきれいすぎて驚かされたが・・・
ただ、HDMI端子は2つなのである。1つがAmazon Fire TV Stick用。2つめがDVDプレイヤー用。足りない。都度抜き差しするのは機器の劣化を早めるので、できるだけケーブル類はさしっぱなしにしたい。そこで、HDIMの端子「2」の方に、「HDMIセレクター」を接続。ここに、「ミニファミコン」をつないで遊ぶことにした。自動セレクト機能がついているので、勝手に認識してつないでくれるので安心である。
ああ、このままだと「マリオカート」「マリオオデッセイ」「ゼルダ」やりたさに「Nintendo Switch」を買ってしまいそうである・・・
■まとめ
ということで、現代はちょっといじるだけで、見切れないほどの量のコンテンツに出会うことができる、まさにマルチチャンネル時代であるということを実感した。しかも比較的安価でこれが達成できるのだ。まとめとして、この「マルチチャンネル化」に費やしたおおまかな費用を挙げておくので参考にされたい。初期費用がざっと4万円弱(BDプレイヤーが1台買える金額だ)、固定費用が月2000円。これをどうとらえるか、である。
【初期費用】
品目 | だいたいの費用 |
外付けHDD | 1万円 |
DVDプレイヤー | 7千円 |
地デジチューナー | 5千円 |
Fire TV Stick | 5千円 |
ミニファミコン | 6千円 |
合計 | 3万3000円 |
【ケーブル・アダプタ類】
品目 | だいたいの費用 |
アンテナ線(1) テレビ本体⇔アンテナ |
500円 |
アンテナ線(2) 地デジチューナー⇔アンテナ |
500円 |
HDMIセレクタ | 1000円 |
ミニファミコンACアダプタ | 700円 |
延長コード2組セット | 1000円 |
合計 | 3700円 |
【固定費用】
品目 | だいたいの費用(年間) |
NHK(地上波年払い) | 1万4000円 |
Amazonプライム会員 | 3900円 |
DTV会員 | 6000円 |
合計 | 23900円(※月2000円) |