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IdeaPadの初期設定　さらなる高速化に向けて

このページは、Web編集用に導入したLenovo　IdeaPadを購入した私が、海外製PC特有の「クセ」（良い意味で）と向き合いながら、高速化・最適化を試行錯誤しているうちに「情報をまとめておこう」と思って書いた技術メモです。一番びっくりしたのはファンクションキーの挙動が、国産PCの真逆（Fnを押さないで拡張機能が使える。すなわち、Fnを押さないとF1[ヘルプ]などの本来のファンクションキーの機能が使えない）であることなどです。その設定を変える方法なども記しております。

2019年11月4日初版公開

■経緯

2011年から8年間愛用していた東芝のDynabook T551 58CBが壊れた。OSはWindows７→８→10　Proと入れ替えて使い続けてきたが、最近はどうも挙動がおかしくなり、突然電源が切れることも。電源回りか、マザーボードか。すでにキーボードはゴムが壊れて動かなくなっていたので、 入力は何年間もロジクールのソーラーキーボード（K750など）で凌いできたのだった。とにかく、起動しなくなってしまった。これまでありがとう、Dynabook。

急遽、これに代わる新しいサイト編集用PCを買わなければ！ということで、実店舗で実物見学。そこで出会ったのがLenovoの IdeaPad L340　15IWL（81LG00JHJP）であった。CPUは第8世代のIntel Core　i7-8565U、オフィスもついて、しかも、ストレージ容量を抑えたモデルが跋扈する中で、「１TBSSD」というのはかなりの魅力であった。これで14万円台。なかなかの高コストパフォーマンス機種である。

■諸元表

新旧2つのPCの諸元を比較してみよう。いずれも、その時代においてはなかなか最先端をいく、それなりに高コストパフォーマンスのスペックのノートPCであると思う。

■余計なものを省き、最適化する

このPCは、主にこのサイト（鬱色時代など）を編集するためのもの。したがって、余計な機能は一切排除して、とにかく高速に、かつ快適にWebの編集ができることだけを意識した初期設定を行うこととした。

＊最初の設定は「マイクロソフトアカウント」ではなく「ローカルアカウント」で。

• OneDriveにいちいちバックアップを取られると処理が遅くなるので、マイクロソフトアカウントは最初から使わず、ローカルアカウントで使用を開始。初期設定が完了したら、すぐにOneDriveはアンインストール。

＊試供品のアンチウイルスソフトをはじめ、不要なプリインストールソフトをアンインストールする

• これはメーカー製PCを購入した時の常道。わざわざ挙動を不安定にさせるソフトは必要ない。

＊HEICファイルをデフォルトで管理できるように設定

• iPhoneで写真を撮ると、従来のJpegではなくHEIF形式で保存されるようになった。これをそのままWindowsに入れても読み込むことができないので（しかも変換させようとすると、高確率でiPhone⇔PCの間で「デバイスに到達できません」という読み込みエラーが起こる）、WindowsでHEIFを開けるようにしておく必要がある。なお、マイクロソフトのストアから、HEIF 画像拡張機能がインストールできる。

（Tips）そもそもiPhoneのストレージ（DCIM）の読み込みができない場合の対処法

＊ロック画面を飛ばす（注：レジストリをいじります）

• 起動時やスリープ時にいちいちロック画面を見るのはつらい。即、パスワード入力画面が出るように設定を変えた。
• 「スタートメニュー」を右クリック→「ファイル名を指定して実行」→「regedit」→「レジストリエディタ」起動→「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Policies」→「Microsoft」→「Windows」→右クリック→「新規」→「キー」を選択→「新しい#キー」を、「Personalization」に変更→右側のウィンドウでこのキーを右クリック→「新規」→

＊ファンクションキーが（思っているのと）逆の挙動をする件の解消

• IdeaPadはさすが海外のPCだけあって、いろいろと国産PCとは違う「クセ」のようなものがあって面白い。中でも群を抜いて強烈なのが、「ファンクションキーの挙動が（たぶん、日本人が考えるのとは）逆である」ということだ。どういうことかというと、例えばIdeaPadの「F7キー」は「機内モード」なのであるが、F7キーといえばひらがなをカタカナに素変換するときにとてもお世話になるキーだ。普通の感覚では、「Fn」を押しながら「F7」ではじめて機内モードになり、単純にF7を押せばカタカナになると思いがちである。しかし、これが真逆なのだ。したがって、今までのクセでひらがなを入力した後にカタカナに変換しようとして「F７」キーを押そうものなら、急にWifi接続が途切れるという不便この上ないことになってしまうのだ。
• 慣れの問題といえばそれまでだが、できれば「F７」キーの挙動は「逆」にしておきたい。そのためにはBIOSをいじる必要があった（Windowsの「復元」→「今すぐ再起動」からも同じ画面に入れることを付記しておく）。
• 「F2」を押しながら再起動→起動オプションメニュー→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFI ファームウェア設定」→「再起動する」→「BIOS setup utility」→「configuration」タブ→「HotKey Mode」→Enterキーを押下→「Disabled」を選択し、Enterキーを押下→「Exit」タブ→「Exit Saving Changes」でEnterキーを押下→Exit Saving Changes？と聞かれるので、Yesを選択し、Enterキーを押下→起動後にファンクションキーの挙動が逆転していることを確認。

＊スタートアップのソフトをすべて無効化する（「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」からでは検知されないソフトあり！）

• 「スタートメニュー」を右クリック→「タスクマネージャー」→「スタートアップタブ」→すべてを「無効」
• 基本的に、どのソフトを無効化しても起動に影響はなし。「Realtek Audio」なども何となく「音が聞こえなくなるんじゃないか」とかビビるが、スタートアップを無効化するだけなので特に問題は起こっていない。

＊あれれれ？バッテリーが100％じゃないのに充電されていない・・・

• バッテリーは満充電であればよい、というものではないようで。最近の機種は一定のバッテリー容量を超えると（例えば95％以上など）充電をやめて一定値まで（例えば94％以下など）放電するタイプの電源管理をしているらしい。要するに「バッテリー保護機能」という仕様であり、「９８％で充電が止まった、初期不良だ！」と騒ぐ必要はなさそうである。レノボサポート公式サイトでも「バッテリー容量が 95%以上ある場合、 AC アダプターを接続しても、バッテリーは充電を開始しません。この動作は仕様です。」と明言している（抄録）。

＊そのほかの個人設定

• デフォルトのブラウザをEdge→IEに変更（「スタートメニュー」を右クリック→「検索」→「ie」→右クリック→「タスクバーにピン留めする」／「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」→「Webブラウザー」でIEを選択）。
• IEの検索デフォルトをGoogleに変更（検索ウィンドウの下三角をクリック→「追加」→Internet Explorer ギャラリー→「Google Web検索」を追加→「ツール」→「アドオンの管理」→「検索プロバイダー」→既定の検索エンジンをGoogleに変更する）。

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