[うらうつ。総本部へ] [インデックスへ]
フロントページ2002を現役で使いたい!
■要約
平たく言うと、「Windows10にOffice XPシリーズのソフトを入れて、使うことはできるのか?」ということを検証したページです。結論は「あなた自身が購入した正規のソフトであれば、できます」です。その方法を解説しています。
■はじめに
このサイトは当初、Windows98 PCで作成していました。一番初めのWebオーサリングツールは、「FrontPage
Express」。以降、その流れで、OSこそXP→Vista→7→8→10と変わってきましたが、ソフトはWeblogのページを除き、マイクロソフトの有料版Webオーサリングツールである「FrontPage2002」を使い続けています。今となっては懐かしい、「Office
XP」のシリーズです。
2011年から8年間も使ってきた東芝のDynabook T551がついに壊れ、2019年、レノボのIdeaPadがメインマシンとなりました。最新機種になっても、そしてOSがWindows10になっても、使い慣れた「Front
Page2002」を愛用し続けたい。そんな思いで、「FrontPage 2002」をWindows 10
の最新PCに導入した経緯を記します(Expression Web 4ではレイアウトがガタガタになってまともに編集できないページが多数・・・)。
2019年11月4日初版公開
■おことわり
-
「FrontPage2002」は、私自身が正規版を購入したものであり、その後の使用は、原初にソフトをインストールしたパソコンが故障して起動不能になった状態において、「1名1台」の原則に基づいて再認証を受けています。
- Office
XPシリーズは公式サポートが終了したソフトウェアです。これを使用したことによるいかなる損害も、自己責任において処理される必要があります。
■ライセンス認証~インストールまで
*まずはインストール用CDを用意
- Microsoft FrontPage2002のインストールCDを用意。PCのCDドライブに入れると、自動再生→そのまま普通に設定画面が開く。
*ライセンス認証画面へ
-
CDに付属しているライセンスキーを入力して、そのままインターネットで認証・・・なんと、サポートが終了していても認証は通るようだ。プリインストール版ではなく、正真正銘、自分で購入したソフトなので、そもそも「使えなくなる」ということ自体がおかしいのだが、それでもやっぱりほっとする。
- ちなみに、マイクロソフト公式の「Description
of the Office Activation Wizard」(オフィスの認証ウィザードの説明;拙訳・以下同)によると、「What is a
perpetual license?(永久ライセンスとは何か)」という項目があり、ここで「A perpetual license gives you
a license to use the Office programs for as long as you own the product.
(永久ライセンスでは、あなたがその製品を所有している限りは、オフィスのプログラムを使用するライセンスが付与されます)」と明記してある。サポートが終了していても認証される権利を消費者は保有している、と解釈してもよさそうだ。
*インストール進行。最後に謎のエラーが・・・
-
インストールは無事に終了・・と思ったら、最後に謎のエラー。迂闊なことに記録を取るのを忘れたが、何かが「ない」と言っていた。とりあえず「次へ」を押したところ、インストール画面が消えた。
- 「スタート」メニューにソフトが追加されていたので、おそるおそるソフトを立ち上げる。
*ソフトは無事起動。ライセンス手続きもOK。
- 何事もなかったかのようにソフトは起動。ざっと確認したところ、大きな不具合もなさそうだ。
- 「ヘルプ」→「ライセンス認証」で、ライセンスの認証手続きが行われていることも確認。
■起動するたびにインストールCDを要求される問題・・・SP3で解消!
*起動するたびに「足りない機能があるので、インストールCDを入れてくれ(要約)」という表示が!
-
CDを抜いて、再びソフトを立ち上げ。すると、常に「インストールCDを入れてくれ」という表示が出て、CDを入れないとソフトが起動しないという異常事態が発生!
*ピンときたのが「Office XP Service Pack3(SP3)」の適用。これがビンゴ!
- たぶん、何らかのパッチが必要と推測。Windows10の問題というより、Office
XP特有の・・・何か・・・検索してみると、「昔のOfficeを使いたい」という需要は一定数あるようで、Office
XPを使わざるを得ないというシチュエーションもあることが分かってきた(このサイトの編集に FrontPage
2002が必須なように!)。結果的に、Office XPの機能強化とパッチの集大成ともいえる「Service Pack3」の適用が不可欠と結論づけられた。
- といって、もはやSP3は過去のもの。有志の方が「Office
XP Service Pack 3 (SP3) を探し回ったメモ」というページを残しておいてくださったおかげで、本当に助かった。Internet
Archive様様である。
- 本当に助かったので、私もInternet Archiveの該当ページ(Office
XP Service Pack 3 (SP3))のリンクを貼り付けておく。
- ちなみにこのSP3を適用したところ、「インストールCDを入れてくれ」という謎の表示は出なくなり、普通にソフトを使えるようになった!よかった!!
[うらうつ。総本部へ] [インデックスへ]