東京駅からの所要時間について

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日本の代表駅である東京駅から、各都道府県の県庁所在地にある「都道府県代表駅（※）」までの所要時間をまとめてみました。

以下のデータは、2024年4月22日（月）発とした場合の時刻で、「Yahoo!乗換案内」（徒歩での乗り換え時間を最短）にて調査しました。「鉄道利用」の場合は新幹線・（有料）特急・私鉄各線を含み、「すべての交通機関」の場合は飛行機・高速バス・路線バス・フェリー等を含みます。

（※）時刻表で「都道府県代表駅」（JTB時刻表）、「都道府県庁所在地駅」ないし「代表駅」（JR時刻表）と称される駅のことです。なお東京都においては都としての「東京」に対しては都庁所在の特別区である「新宿」駅を、沖縄県においては唯一の鉄道である「ゆいレール」の県庁最寄り駅である「県庁前」駅を、それぞれ代表駅として挙げました。

■始発

飛行機を使えば、日帰りは全都市で可能です。鉄道を利用した場合、札幌は滞在時間が4分となりますが、理論上は日帰りできます（わずか4分後の14:45発で、23:04着が可能です）。唯一鉄道だけで日帰りができないのは宮崎で、東京から乗り継いだ列車が着く15分前には発車してしまいます（ちなみに、15:04発→23:45着です）。

また、9時始業とすると（8時55分には駅に着いていると見做す必要があるとすると）、北海道、青森、福井、神戸、奈良、和歌山、松江、岡山、広島、山口、高松、松山、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、那覇の20都市が遅刻してしまうことになります。逆に言えば、残りの27都市は始発を使えば何とか始業に間に合う、、ということになります。

始発でもっとも遅く着くのは山口で、10時27分です。鉄道利用の場合は宮崎で、15時19分となってしまいます。

＜所要時間順リスト（所要時間が短い順）＞

（鉄道利用）

札幌と宮崎を除いたすべての都市には、鉄道利用でも始発でお昼の時間までには到達することが可能です。

（すべての交通機関）

始発を使うと、すべての都市に5時間以内かつ午前中（10時台）には到達することができます。

■午前9時発

実感値と近くなるであろう、「午前9時発」でデータをとってみました。

＜所要時間順リスト（所要時間が短い順）＞

（鉄道利用）

（すべての交通機関）

■終電

鉄道利用の場合は14時台には出発しないといけない都市が2つ（札幌、宮崎）ありますが、飛行機を利用すると、どの都市も18時台までは滞在することが可能です。17時30分終業とすると、何とか終業まではその都市にいることができる計算になります。しかも、そのあとに簡単にお土産を見繕うことも可能ですね。これが、現代日本の交通事情ということです。

もっともはやい終電は、宮崎で18時4分。鉄道利用の場合は、札幌で14時20分でした。

＜終電が遅い順＞

（鉄道利用）

（すべての交通機関）

■まとめ

高速交通網の発達（新幹線、飛行機）はすさまじく、今や多くの都市が「日帰り可能」となり、しかも滞在時間を大きく伸ばしていることが分かります。一昔前の「国内旅行」や「出張」の概念は、大きく変わってきているのかもしれないと気づかされる結果となりました。

趣味や研究目的での使用ができるよう、Excelデータも以下に置いておきます。ご活用ください（私用・研究用限定）。

東京発所要時間リスト（Excel（.xlsx）ファイル：27KB）

2024年4月25日公開

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