<概要>
「うろぐ」は、「鬱色時代」トップページ「雑記」のサブ的存在として、街角の小ネタや日常の雑感などがつづられるゆるいウェブログです。
<経緯>
サイト公開からはや11年。「10年ひと昔」とはよく言ったもので、この10年で個人の情報発信環境は劇的に変化しました。特に「手軽さ」という点で。
サイト本編は、「PCのローカル環境でHTMLファイルを作り、それをFTPソフトでアップロードする」、という昔ながらの方法で作成しています。当然ながら時間も手間もかかります。日常生活を考えると、とても高頻度での更新ができなくなってしまっています。
ウェブログの時代を超え、TwitterやFacebook、さらにLINEといったきわめてスマートフォンとの親和性の高い情報発信サービスが普及すると、情報発信のスピードも、頻度も、それだけスマートなものになっていることを感じます。今や「指先でスタンプを押すだけで何らかの意思表示はできてしまう」時代です。
そういうのと比べると、HTMLに想いを込めて・・なんてやっていたこのサイトがレガシーになっていることを痛感することしきりです。
もっとも、レガシーはレガシーで別にいいのです。ただ、せめて「情報発信のシンプル度」だけでも高めたいとはずっと思ってきました。
ではどうすればいいか。
普段、もっとも身近にある「パーソナル」なコンピューティングデバイスは、もはやPCではなくiPhone という時代。
「スマホでサイトを更新できたら手軽なのにな」と思うようになりました。
スマホで情報発信といえば色々サービスがあり、どれも覇権を狙って凌ぎを削っています。サービスを使うだけであれば、選ぶに困りません。
ただ、TwitterであれFacebookであれ、他のウェブサービスであれ、「外部」のサーバーを使う場合、このサイトに訪問者のトラフィックが100%は来ないことになります。「1つのサイト」としてサーバーを運営している身からすると、外部サービスを頼りすぎるのはちょっと、「有機体を突き崩される」ような不安定な気持ちになるのも事実です。
さらに私の場合は、突然楽天傘下に入った「Infoseek isweb」(※このサイトもここのサーバーを借りていた)があっさり切り捨てられて、その後のサイト移転にえらく苦労させられたこともあって、ウェブサービス全般にそもそもの継続性を期待も信頼もしなくなりました。「継続性」を持たせるには、結局自分でやるしかないわけです。言い換えると、「内製化」ということですね。
すなわち、できるだけ「内製化」をしつつも「手軽さ」も兼ね備えた情報発信方法はないものか。これが私の問題意識でした。
思えば「ウェブログ」が世に出はじめたころからの私の悩みでありました。
取り組むべき課題は明確です。「サイトをスマホで手軽に編集できるようにする方法はないか?」ということです。
幸いにして、Movabletype(このサイトのウェブログシステムとしてインストールしているコンテンツマネジメントシステム)であれば、記事の投稿や編集が携帯を通じてできる方法があることを知りました。アプリでもそれが可能とのこと。そこで「早速導入しよう」と思ってスタートしたのが、この「うろぐ」ということです。
<今後の展望>
「雑記」のゆったりテイストを忘れず、随時更新して参れればと思っております。
「雑記」ともども、ご贔屓にいただければ幸いです。
宜しくお願い申し上げます。
2014年11月24日
ううせいじん