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車離れにはじまり、お酒、テレビ、タバコ・・・・・・・・・
若者とやらは、いったいいくつ離れればいいのでしょうか。

つまり若者の俗世間離れか。つまり仙人か。
そんなわけないでしょう?

これだけ老齢者が優遇されている社会で、若者が(明に暗に)将来に危機感を抱かないわけがないのです。言ってみればこの「○○離れ」現象は、老齢者優遇社会へのアンチテーゼ。昔から繰り返されてきた、<既存価値観からの乖離>に過ぎないのですから、別段騒ぐことでもない。

車は「持たずにも生活できる」からだし、
お酒も「わざわざ気持ち悪くまで飲む意味が分からない」からだし、
テレビは「携帯やネットのほうが好きな時に好きな情報を集められる」からだし、
タバコは言わずもがな、ちゃんと理由があるのです。

むしろ、老人が「○○から離れられない」んじゃないの?
「テレビ離れできない老人」、でしょう。反対に言えば・・

「若者の車離れ」というと若者がさも悪いように聞こえるけれど、
逆に「車離れをできない老人」と言えば、消費財が悪く聞こえる不思議。

次に「若者の○○離れ」という言葉を聞いたら、「○○離れできない老人」と言い方を変えてみましょう。むしろそちらのほうが笑っちゃうことなのですから。


公開開始:2011年11月26日

「スーパーマリオ3Dランド」が面白すぎて、最近のマイブームはマリオ。

私の場合、マイブームが来ると関連書籍を買い、動画を見まくって、必要とあらば音源を買い、とにかくその道を究めようとする癖があるのです。

・・そんな風に私を虜にするくらい、今回の「スーパーマリオ3Dランド」は面白い!

何が面白いかって・・

★新しいのに原点回帰調で、懐古の心がくすぐられる
「ゴールがポール」というただ一点で、私は鼻血が出るほどうれしかった!

そしていつも「横スクロールマリオを立体で動かしたらどう見えるんだろう?」と不思議だったので、その点が今回明かされた点も興味深い!とくにクッパ城ね。あの「マグマの上の橋」の構造がよくわかりました。

そして何よりも今回のマリオはあの名作「マリオ3」をモチーフにしており、タヌキマリオにはじまりメロディ、飛行船、キノピオの家・・と、とにかくオールドファンをくすぐる仕掛けが満載!

★ほどよい難易度、裏ステージの充実
表ステージは、「誰でもクリア」できるように作られた難易度設計。このあたりの巧さはさすが任天堂。ミスしまくると「助けてくれる」のも、現代っ子に最適か。

裏ステージも表ステージと同じだけあって、とにかく目を見張る構成。

・・と、ここでは書ききれないほどのこの魅力!もうすぐ「マリオカート」も出ることだし、この齢になって再び「マリオブーム」につかれるこの幸せ!


公開開始:2011年11月9日

普段批判めいたことを言っているつもりが、この秋口くらいから結構テレビ番組を見ていることに気づく。はっきり言ってネットとテレビの使用頻度はこの数年9:1くらいで、ほとんどテレビを見なくなっていたのだが、インターネットが能動的に情報を収集するメディアだとすると、テレビは受動的。とにかくラクだということに気づいた。

といっても驚いたのは、バラエティ番組はほとんど見なくなっているということ。ニュース(自称「情報番組」を含む)も見ていない。これは明らかに、某国流とやらのごり押しが原因である。一方で、批判的に見なくても済むドラマやアニメは圧倒的に見やすくなった。

今、時間を意識して気づいたらチャンネルを合わせているのは次の5番組である。

日曜日・・・サザエさん
理由:テレビで得られる唯一の心の癒しだから。

月曜日・・・私が恋愛できない理由
理由:吉高由里子嬢の不思議な魅力がたまらないから。

火曜日・・・特になし

水曜日・・・家政婦のミタ
理由:タイトルが秀逸だから。

木曜日・・・ブラタモリ
理由:おそらく今の日本の地上波で放送されている中では最高度のエンタメ性を備えているから。

金曜日・・・専業主婦探偵
理由:なんか変だから。

土曜日・・・特になし

徐々に「スイーツ脳」化しているわたくしでした。「考えなくてすむ」ってのは楽だねぇ。

為政者は国民を白痴化させておいたほうが楽だもんねぇ・・と、やっぱりネットに戻ってくると批判的思考になってしまうのでした(だからたぶん為政者とネットの相性は永遠によくないままだと思う)。


公開開始:2011年10月29日

日本のような「空気を読む社会」では、必然的に匿名で語れるメディアってのが渇望されていたはずです。だって、実社会で本音を語ったら社会的に抹殺されるしかないわけですから。「王様は裸だ」どころの話じゃないわけです。皆、純粋な子どもでいることを許されない。

『裸の王様』は外国のお話です。だから、普通に考えてどんな社会にも「空気を読む」という要請はあると思うのですが、しかし、それでも日本社会はその要請が濃い。濃すぎるわけです。

すでに言い尽くされているように、我が国はよくもわるくも論理性ではなく「情緒性」が支配しており、それがよくもわるくも日本の文化を形作ってきた訳です。一言でいえば「阿吽の呼吸」というやつですね。まさにこのことこそ「言わなくてもわかるだろう・・」と。それこそ、わざわざ私が話すまでもないことです。

でも、この感覚がたまに息苦しい。相当重いわけです。誰もわざわざ言わないけれど。だから、そこから逃げ出したくなるときもある。さながら、「空気」に監視された社会に閉じ込められているような感覚に襲われることは、たびたびです。

とりわけ、「集団からの解放」を目指してきた現代社会人にとって、この「空気による監視」は耐えられるものではありません。

ところで、「集団からの解放」について補足すると、現代社会は「集団でやるもの」を「個人化」することで成り立っているというのが私の考えです。ソーシャルなものをパーソナライズすることが、少なくともここ半世紀のメインストリームでしょう。その最大なるものが「核家族化」です。もっと身近な例は、"ファミリー"コンピュータですね。これですら、20年と経たず今や1人1台の「モバイルゲーム機」「スマートフォン」に取って代わられています。

閑話休題。とにかく、現代社会にとって、この「空気による監視」というものから「逃げること」は、その要請によって、なかば「必然」になるはずなのです。

そして、必要は発明の母。その「監視社会」から逃げ出すために、画期的なメディアが登場しました。それがインターネットです。

本来の目的はともかく、当初のインターネットが「脱・監視社会」の希望の元に使われたことは明らかです。少なくとも、「実名で参加しなくていい気楽さ」は当時のインターネットに担保されていました。

それこそパソコン通信の時代からはじまり、「2ちゃんねる」はじめ多くの「匿名メディア(実名で参加しなくていいという意味での)」が流行したわけです。「ハンドルネーム」なんてのは、まさに「実名で参加しなくていい気楽さ」の象徴でしょう。

結果としてこれは、今までの「声なき声」、「便所の落書き」あるいは逆に「隠された真実」をどんどんくみ出していきました。これまでの何百年よりもずっと自由な情報流通のはじまりです。

しかし、人間は本来的に「枠の中での自由」を求める性向にあるようです。というのも、人間は本来、「一人では生きられない」社会的な存在だからです。社会という集団を作ることではじめて、生を獲得できる。無制限的な自由を得ることは、実は「一人で生きる」という無理なことを選択するに等しいことですから、畢竟、自由には制限ができるように自制されてくるのです。これは、遺伝的必然と言ってもよいかもしれない。

したがって、たくさんの「声なき声」が流通するようになってくると、そこに一定のルールができます。ルールとは、言うまでもなく社会の存在そのものです。社会とは結局、相互の互助組織であり、<監視機構>のことです。だから、ルールとは社会の存在そのものとしか言えない。

ここで何が言いたいかというと、自由な言論が(実社会よりも)やりやすくなった、そのお陰で、実は却ってあんまり変な(自由な)ことができなくなった、というのがあります。その事実を指摘しておきたかったわけです。

企業の不祥事、有名人のポカ、そういったものだけでなく、一般個人のカンニングや飲酒運転、その他犯罪行為・・こういったものが、「祭り」だ「煽り」だで晒されるようになってきた。

つまり、匿名による自由な情報流通によって、結果として「匿名の誰か」による「監視社会」の構築、という逆説的な状況まで起きてきたわけです。「空気」の監視を逃れた結果が、「匿名」による監視社会という皮肉。

でも、重要なことがあります。それはあくまで「匿名の誰か」による情報流通ですから、起きている事象と無関係な限り、その参加者は「煽り」「祭り」に、「匿名」で参加できる。その事象と関係ない限りにおいてですが。

だからこそ、気楽。そして、(自分における目の前の、という意味で)現実とは違う世界ですから、好き勝手にできたわけです。現代風に言うと、「気まずさがない」。この「好き勝手さ」が、実社会にはない。

そういう意味では、同じ「監視社会」でも、好き勝手な感じはまったく違う。そういう意味での「自由さ」がつい数年前までのインターネットにはありました。

しかし・・・

ドラえもんのファンサイトを運営している以上、開館日に「藤子・F・不二夫ミュージアム」へ行くべきだったのですが、痔の手術もあって、結局1か月半以上遅れてようやく行くことができました。

大満足です。

混雑を避けて会社がたまたま休みだった平日に行きましたが、それでもかなり混んでいます。そこで、ひっそりと「ミュージアムの効率的な歩き方」をメモ。

基本的には自由に回ればいいのですが、この方法で行くともっとはかどりますよ、ということで・・

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