本格的な冬になった12月の「電気代」(1月検針分)。1月大寒波もノー暖房で乗り切ったわが家も、それでも「前年比3000円以上アップ」の請求書が画面に表示されていて愕然とした。もし暖房を使っていたらどうなっていなのだろうか。恐ろしい。
政府の電気代・ガス代支援の前なものだから、全国どこでも阿鼻叫喚の状況である。Twitterのトレンド検索するとどれだけヤバい状況かよくわかる。
リアルでも、「電気代が8万円を超えた」という声を聞いた。8万円である。ほぼ家賃分じゃないか。当人は笑い話にしていたものの、これは相当堪えると思う。オール電化の家庭だと、普通に電気代が2桁越えもあるともいう。掛け値なしで「家計がピンチ」だ。
すでに寒さで手がぶるぶる震えながらテレワークして、「暖を取るために会社に行く」なんて冗談も飛び交う始末。「電気代 暖を取るため 会社行き」・・・これはひどい。
大きなお世話かもしれないが、「最近家を買った」となると、笑い事では済まされないだろう。ただでさえバブルの様相が強いところを、ローン+修繕積立金+管理費などでカツカツな状況に、数万円の電気代、さらに金利アップ・・である。泣きっ面に蜂の状況であることは素人でもわかる。こんな状況で少子化が改善するとはとても思えないのであった。
ささやかな自衛策としては、まずはとりあえず暖房を使わないことだろう。とにかく厚着だ。半纏の上に1万円くらいする高級なルームウェアを着て、靴下は3枚重ね。サーモスの耐熱グラスにアツアツのハーブティーを入れてガブガブ飲み続ける。すると汗ばむくらいになるのでその状態をキープ。そうするととりあえず暖房レスで乗り切れることが判明した。夜は早めに寝てしまおう。布団は暖かいので。
あとは風呂を減らすこと。テレワークが続いて外に出ない日が続くのであれば、そもそも毎日入浴する必要はないかもしれない(自己責任でお願いします)。これで電気代、ガス代、水道代、消耗品費(石鹸など)がまとめて浮く。そもそも30年くらい前は、「毎日洗髪」なんて習慣はそれほど一般的ではなかったはずだ。冬場などは特に、数日に1回、「湯シャン」で充分だった時代があったはずなのだ(自己責任でお願いします)。
それからトイレ。感染症の問題もあるのでうんこは都度流すべきだが、尿はどうだろうか。家族でshareすれば水道代が大幅に浮く(自己責任でお願いします)。これなど、まさに「塵も積もれば山となる」である。
あるいは、テレワークをやめるという手もある。出社すれば「電車の中」「会社の中」は暖かい。交通費も出るし、電気代もかからない。水分補給は給茶機を活用すればよい。
それから・・どうだろう。半径5キロ圏内くらいはクルマを使わないとか。サブスクを解約するとか(3000円くらいの値上がりだったらこれで十分吸収できる)。携帯の高額オプションを全外しして、できるだけLINEで連絡を取るとか。工夫できることは、いろいろあるだろう。
いずれにしても、ミニマムな構成にして生活をシンプルにしておいたほうがよさそうだ。そしてこういうことに気を付けなければいけなくなっている時点で、すでに日本は「最先進国」ではなくなってきているということを、はっきり自覚しなければいけないのだろうな。まさか2020年代で「暖房なしで生活」するのがデフォルトになるとは。
2023年2月5日