某ハンバーガーチェーンが不振というニュースを聞くと、本当に隔世の感がある。
このチェーンがかつて導入した施策に「カウンターメニューをなくす」というのがあった。
この「カウンターメニューがない」というとても些細なことだけで、注文するのがきわめて面倒くさくなり、忙しい昼時など「あ、時間がかかりそうだな」と思って店選びの選択肢から外すようになってしまったのだ。
その後2年間、私がこのチェーンで食事をすることはすっかりなくなってしまった。食は習慣なので、一度サイクルが崩れると、なかなか戻らないということもあるだろう。
そこへきて業績不振のニュース。あの、かつては一世を風靡したチェーンがねぇ・・・と思ってしまう。
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驚いたのは、カウンターメニューがとっくに復活していた(2013年12月)ということ。これを私が知ったのは今月(2014年11月)である。色んなサイトでこのチェーンのニュースを調べて初めて知ったのだ。
私がここから足が遠のいていた理由は「カウンターメニューがないから行くのが面倒くさかった」だけなので、復活しているんだったら行ってもいいか、と思った次第。カビチキンが怖い、ということはひとまずおいておくとして。
うーん、、新商品を宣伝するより前に、「カウンターメニュー復活!」と全国でCMを打ったほうがいいような気がする。
ネガティブなことが起こると、客足が遠のく。そして忘れられる。
これは何にでも起こり得るな、怖いな、と思った。以て他山の石としたいところである。
公開:2014年11月24日