こういうタイトルの本があったら、買うなぁ・・。
<本当に仲がよかったら、わざわざ「友好」なんて言わないのだ。
「争いは争いしか生まない」という所謂市民的「正義」をいうならば、売られた喧嘩を買わずに60余年過ごしてきた我が国は、むしろ隣国よりもずっと「大人」で「平和的」ということなのだけれども、「相手がこちらを嫌っている」のに、わざわざ「友好」とこの期に及んで言うのは、マゾヒストとしか言いようがない。
相手の家に勝手に上り込んできた強盗が「お前は侵略者だ」と主張するのは、まさに「盗人猛々しい」の典型で、はなから相手にするものではない。国土を蹂躙されてなお、こちらはつとめて紳士的に「法律で決着をつけよう」と提案しているのに、「そんなもん知らねぇ」と突っぱねている。こうまでされては、こちらにこれ以上できることはない。1つだけできるのは、「無視」することしかない。
親しき仲にも礼儀あり。すなわち、特段親しくなければもっと慇懃にふるまわなければならない。
いついかなるとき、どんな場合でも最低限の礼儀がある。戦時中でもだ。どんなときでも、相手の「大切にしているもの」「宝物」には、絶対に触れてはいけない。どんなときにも「タブー」というものがあるのだ。ましてや今は平時。交戦状態にあるわけでもない相手国の象徴を「汚す」・・・いや、「穢す」ような発言をされて、その国民が黙っているわけがない。過去、実質休戦状態である国、仮想敵国ですらも言ってこなかった「タブー」を犯した、言ってはいけないことを放言した「隣人」。異常である。
交戦状態にあるわけでもない国の代表者の手紙まで読まずに帰すとは、無礼、非礼、何とも言えない違和感がある。
普通の感覚でも、「上陸したことまでは"ふーん"で済ましていたけれど、あの"宝物を汚す"発言で、本当にカチンときた」という日本人は多い。どんなにおとなしい民族でも、一線を越えると燃え上がる。我が国の国民はすでに近代的理性があるから、国旗を燃やして遊んだり、安易に不買運動に走ったり、幼稚なことをすぐにはしないが、内心では想像もつかないほど「怒っている」ことを想像すべきだ。
だてに、世界最長の神官一族を抱く国ではないのだ。これ以上、舐めるな。>
長いタイトルだなぁ・・。
公開:2012年8月26日