首都圏の朝ラッシュ時の鉄道の混雑率は、まだまだ200%(定員の2倍以上)を超えるケースが多いと聞く。妙案がないかと色々と考える。
(1)本数を増やす
中央線の10両2分間隔(1時間に30本)、丸ノ内線/銀座線の6両編成1分50秒間隔というのがあるけれど、かなり限界でしょう。
(2)編成を増やす
武蔵野線など、そろそろ8両→10両化を考えてもいいのでは?なんて思ってしまいます。新駅もできていることですし・・。
(3)混雑を平準化させる
優等列車が混むので、実質各停だけの運転として、混雑を平準化するケース(東急田園都市線やメトロ東西線など)や、列車種別ごとに停車駅を変えることで、列車ごとの混雑を分散させるケース(西武新宿線など)があります。特に東急田園都市線のケースは「成功例」と言われることが多いようです。
・・とまぁ、このあたりが一般的に取られている対策なわけです。ほかにも「2階建て車両にする」とか、(3)ですが遠距離の速達列車と近距離の鈍行に分けて混雑を散らす、というのもありますね。
で、わたくし、もう1つ思いついてしまったのです!
(4)電車によって開けるドアを変える
(1)ー(3)はすべて、ダイヤ含め設備面の問題でしたが、(4)は車両個別の問題なのでコストがかかりにくい・・と勝手に思っています。
例えばこういうことです。
□=乗っていいドア
■=乗ってはいけないドア
A駅 □ ■ □ ■
B駅 ■ □ ■ □
・・
このように、駅ごとに「乗っていいドア」「乗ってはいけないドア」を決めるのです。あ、もちろん降りるのはどこでもいいのですが・・
駅のホームには、床面に「△朝ラッシュ時 乗降位置」/「▲朝ラッシュ時 乗車禁止!(降車はできます)」という表示があるのです。サラリーマンたちは、△の場所からしか乗ってはいけません。
・・こうすることで、電車内の混む場所がバラつきますから(たぶん)、車両ごとの混雑はいくらか緩和されるのでは? と勝手に思っています。
ある駅は階段付近をすべて「乗降禁止」にし、ある駅では敢えて階段付近に「乗車位置」を設ける・・など、工夫次第でいくらでもできることはあります。
今は電光掲示板がありますから、電車の混雑具合で「乗る位置」を逐一指定できるシステムがあっても面白いかもしれませんね。
これ、「きちんと並べる」日本人だからこそできる芸当だと思うのです。ぜひ!
公開:2012年7月11日