以前、「無広告宣言」をしていた私ですが、方針を180度転換して広告掲載に踏み切ることにしました。
契約は2012年7月1日からで、掲載はトップページ下部に限りますが、広告掲載はサイト開設後、9年半で初めての試みです。
きっかけはこちらから募集するというよりは、掲載の依頼をいただいたことからはじまります。
これまでも広告掲載の依頼はありましたが、原則すべてお断りしてきました。しかし、よく考えると、お願いされているもの(しかも、わざわざお金を払ってくださるというのに!)を無碍に断るのはいかがなものかと思うようになりましたし、それは実はとてもありがたいことなのではないか、と思い直したのです。
趣味でやっているサイトにお金を払ってくださる方がいらっしゃるという事実は、なんというか、本当にその趣味冥利に尽きるというか、涙がでるほどありがたいものです。これは処女出版(例の「ドラえもん」の本)のときにもひしひしと感じたことです。
広告掲載を判断したもう1つの理由が、「無広告」を謳うことで、サイト上のどこかで何かの商品をほめるだけで却って「ステマ」臭く感じられる恐れがあると判断したためです。それだったらダイレクトに「広告を掲載しています!」と宣言してしまったほうが余程スッキリするのです。そんな心境に至りました。
世間には、「個人サイトを装った企業サイト」なぞごまんとありますし、「口コミを装った単なる宣伝(ネガティブキャンペーンを含む)」も星の数ほど存在します。最近では某社の<ステマ>が大騒ぎになったことが記憶に新しいですね。この某社はステルスマーケティングやネット工作に極めて長じている一方、やり過ぎて化けの皮がはがれ、ユーザにはそっぽを向かれつつあります。これに正対する任天堂は「ニンテンドーダイレクト」という名前で、ダイレクトな広告を展開し、もともとの商品の実力で、しっかりとユーザを獲得しています。
やるのであれば、堂々とやるほうが人道に適っているというものです。大げさかもしれませんが、ネット上でいろいろな「流れ」、実際にステマのみじめな末路をみていると、やはり「正義は勝つ」のです。本当にそう感じます。
そんなわけで(?)、いままでの方針を転換し、正々堂々と広告を掲載させていただくことにいたしました。何卒ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。一方で、これまでも、そして、これからも、ステルスマーケティングにもバイラルマーケティングにも絶対に加担しないことは、永劫にお約束します。
ちなみに、掲載する広告はいわゆるクリック課金型の広告ではなく、SEO対策系の広告(要するにリンクが貼ってあることだけが重要な広告)なので、読者諸賢にクリックを強いる必要がない、というのも導入にあたっては決め手となったことを付け加えておきます。こちらの言質も特に制約を受ける要素がないですしね。
なお、広告収益はもちろん私的にも活用しますが(←正直!)、サーバー維持費のほか、ドメイン管理費、また社会貢献にも用いていければと考えております。
これからも当サイトを、何卒宜しくお願い申し上げます。
公開:2012年6月30日