2012年1月アーカイブ

我が家の家庭消費電力は前年比-25%。

「節電、節電」と騒ぎ立てているわけでもなく、冷蔵庫を買換え、テレビを見ないときに消す・・というごく普通の行動をしただけでこの効果。

特にテレビを観なくなった効果は大きい・・・節電したいならテレビを消せ(PCを消せ、も同義。結局モニタが一番電力を食うんですよ)、というのは絶対に表には出てこないけれど真理です。

さて今のテレビは、

AKB韓流ジャニーズ芦田
お涙頂戴なでしこ感動(+選挙前になぜか古い知人以下略)

で成分の95%ができていますね。

・・この要素が一切ない「ミタ」が(こんなに国民がバラバラになった時代で)視聴率を40%もとるんだから、やっぱり「内容」なんだなぁ、と改めて思うのでありました。

そうそう、ミタは瞬間最高視聴率が42%なので、「ずっと見ていた層」が多いということ。
これはつまり、ちゃんと作れば、CM前の煽りなんてしなくてもしっかりと1時間くらいは継続視聴してくれる、ということだ。

***

年末年始は基本的に暇なので、テレビの前でボーっとザッピングをするのが常。・・だったのだが、今年はどうもそうでもない。

インターネットの普及で、受動的なメディアがどうもしっくりこなくなった。こっちが知りたい情報、ではなく、向こうが伝えたい情報だけを一方的に流すメディアがテレビ。もはやこれは、本来の暴力性をそのままむき出しにして、私たちのほうへ向かってくる・・・

テレビはもはや、突っ込みながら見ていく道具に変わった。twitterのタイムラインを眺めていれば、「どんな番組が、どんな目で見られているか」をリアルタイムでチェックできる。2chの実況板を見れば、それこそ、今までは心の中でしか思っていなかった金言から罵詈雑言まで、多くの人と共有できる。

「またCMかよ」「もう寒流ごり押しはいいよ」「被災地ネタをすることで、却って被災地の人の心をえぐっていないか?」「早く本題に入れよ」等々、誰もがテレビの前で思っていても言えなかった「心の声」を、目に見える形で見せてくれるインターネット。もはや機は我ら家畜(本来の)にあり!という状態。

まだ叩かれているからいいけれど、そのうち見向きもされなくなるよ。そうなったら本当の終わり・・・。

次は「若者のテレビ離れ」っていうんでしょう?っていうか、すでにF1、F2層は相手にしていないんでしょう?

どうなっても知らないよ。
この層が次の世代を再生産することを忘れちゃいけないよ。


公開開始:2012年1月1日

最近の記事

アーカイブ