車離れにはじまり、お酒、テレビ、タバコ・・・・・・・・・
若者とやらは、いったいいくつ離れればいいのでしょうか。
つまり若者の俗世間離れか。つまり仙人か。
そんなわけないでしょう?
これだけ老齢者が優遇されている社会で、若者が(明に暗に)将来に危機感を抱かないわけがないのです。言ってみればこの「○○離れ」現象は、老齢者優遇社会へのアンチテーゼ。昔から繰り返されてきた、<既存価値観からの乖離>に過ぎないのですから、別段騒ぐことでもない。
車は「持たずにも生活できる」からだし、
お酒も「わざわざ気持ち悪くまで飲む意味が分からない」からだし、
テレビは「携帯やネットのほうが好きな時に好きな情報を集められる」からだし、
タバコは言わずもがな、ちゃんと理由があるのです。
むしろ、老人が「○○から離れられない」んじゃないの?
「テレビ離れできない老人」、でしょう。反対に言えば・・
「若者の車離れ」というと若者がさも悪いように聞こえるけれど、
逆に「車離れをできない老人」と言えば、消費財が悪く聞こえる不思議。
次に「若者の○○離れ」という言葉を聞いたら、「○○離れできない老人」と言い方を変えてみましょう。むしろそちらのほうが笑っちゃうことなのですから。
公開開始:2011年11月26日