◎エゴエコの結果報告
かつて、「エコエコうるせー」って騒いでいたが、最近は「エコ」なんてめっきり言わなくなった。もはやエコは死語だ。
そりゃそうだ。震災によって、エコ推進者の意図せざる本当のエコ生活(エネルギーを使わない≒消費しない)に、国民が突入せざるを得なくなってしまったからだ。
本当は原発やオール電化をはじめ、エコで儲けるためだけに「エコエコ」と騒いでいたはずなのに、逆にそれが足を引っ張って、国民に本当の我慢を強いることになったという笑えない話。
とはいえ、結局脅しだけで終わった今夏の節電騒ぎ。「原発って必要だよね(キリッ)」という世論を形成するつもりが、「なんだよ、乗り切れるじゃん(笑)」と国民に気づかせてしまった。
私はその意図を汲んで、敢えて普通に生活をしていた。すると、こんな通知が来た。
今書いたように、別に「エコに協力しなきゃ!」とか、「節電、節電!」などと力んで生活水準を落としたわけではない。ただ単に、マスメディアにおける某国のごり押しに嫌気がさして、ほとんどテレビを見なかっただけだ。その結果がこれ(思い当たることといえば、それしかない)。
全然苦労していないので、まだ「節約余力」はある。本当に電力供給がピンチになれば、まだまだ節約できる。まだまだできる。
夏を乗り切った今、マスメディアでは「次は冬」と煽っている。ああ面白い。外国に乗っ取られたテレビ番組を見ないだけで20%も電力を抑えられるのだから、次は何を削ろうか。
こうなったら、徹底的に戦ってやろうじゃないか。
◎被曝って、風評被害ではなく、「実害」でしょう?
被曝地の野菜を食べない、と言っただけで「風評被害」と騒ぐ奴らは、ぜひ家族親戚総出で福島に移住しなさい。で、勝手にしろよ。
放射能汚染というのは、風評被害ではなく、実害なのだから、消費者は被曝地のもの明確に被曝したものを積極的に摂らないことについて、非難される道理というのはまったくない。逆に生産者は、実害としてもっともっと、大いに騒ぐべきなのだ。
風評被害というと、消費者が悪いように受け取られがちだが、これは外部不経済を生み出した某社の陰謀でしかない。明確に実害なのだから、この某社に堂々と生産者サイドが賠償請求をするべきなのだ。
一言でいえば消費者のせいにするな、と(消費者のせいにすると、某業界[CCCDやコピーワンス、等]のように衰退するだけですよ。消費者は消費する者でしかないのだから・・)。
風評被害がどうのこうの言って消費者を一方的に悪者にする奴らは、「恥を知れ」、と言いたい。というか、そういって伝えているお前らが全部買って食えよ、と。
※本当の風評被害というのは、被災地から転校してきた子どもを「隔離」したり、明らかに安全と科学的に証明されているにも関わらず危険物扱いしたり、根拠もないのに取り敢えず被災地のものをすべて忌避したりする行為に対して向けられるものであって、明確に被曝している食物等を消費者が選択しないのは「当たり前」の実害なのであるから、そういったものを十把一絡げに「フーヒョーだ、フーヒョーだ」と騒ぎ立てるのは狂っている、という話。
◎観光客が来ない理由は円高だからでしょう?
その風評被害シリーズの拡大版が、「観光地に外国人が来ない」というやつ。このニュースも聞いていて腹が立つ。なんでも「風評」と言えばいいのか・・・
確かに、3月?4月は外国人が激減した。都心で働く私も、そのあまりの極端さに唖然としたものである。その光景を見て私は、「帰る国があるような人間に、参政権を与えてはならない」と強く確信したものだが、それはまた別の話。
今、外国人が来ない理由は、単純に、経済問題ではないのだろうかという仮説を提起したい。
要するに、今、日本は円高なのだ。1ドル100円時代と比べて、円は30%以上も値上がりしているのだ。単純に考えて、外国人の購買力は対日で3割も下落している。早い話が、日本での買い物は在来の3割増しとなっている、と。
ただでさえ物価の高い国への旅行なのに、こんなに購買力が低かったら、そりゃぁ行かないさ。理由の1つに「地震が怖いから」というのもあるだろうが、何よりも経済問題。これに尽きる。
国際経済は一国の経済政策ではどうしようもないことくらい私にも分かるが、この「観光地に外国人が・・」云々の議論は、観光庁の「私は悪くない」というアリバイ作りと、日本銀行や財務省、経済産業省の「私も悪くない」という言い訳が、裏に隠れている気がしてならない・・・
公開開始:2011年8月19日