※結局、OSを再インストールしたらすべて解決しました。DVDプレーヤーだけは不具合が続くけれど・・・(2011.08.19追記)。
Windows7 64bitのPCに買い替えてから、いろいろと挙動がおかしいことが続く。もうすぐ2週間(追記:結局1か月)以上経つが、そのおかしさといえば、Windows95時代に匹敵するレベル。どうした?
去年の秋口にVistaから乗り換えた7の32bitは驚くほど快適だったので、おそらくさまざまなソフトウェアやドライバが64bitに対応していなさすぎていろいろとおかしくなっているのだろうと推測。
とりあえず、直近で困ったこととその解決策をメモしておく。○は解決、△は妥協、×は未解決。
1.iTunesでiPodやiPhoneが読み込めない件 △
デバイス自体は読み込むのに、iTunesになると途端に読み込まないという非常に厄介な案件。明らかにソフトウェアのエラーなので、Appleのサポートサイトのかなり親切な手順に則って(参考ページ: https://support.apple.com/kb/TS1363?viewlocale=ja_JP )、いろいろと弄るものの、全くダメ。もちろんレジストリも触ってみたが・・・
・「サービスとアプリケーション」で「ipodサービス」の再起動
・Apple Mobile Device Serviceの再起動
・Tempフォルダの強制削除
・Apple Mobile Service USB Driverの存在確認
・iTunes、Quick Time、Apple Software Update、Apple Mobile Device Support、Bonjour、Apple Application Supportの順に、削除・再インストール。
・削除の際、「Apple Mobile Device Support」が悪さをして、どうしても消えてくれなかったので、フォルダを丸ごと強制的に消したうえで、レジストリ上のAppleの情報をすべて消し、最終的には「強制アンインストール(https://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se259857.html)」でインストール情報そのものを消去。
・MSCONFIGで競合の確認
・セキュリティソフトの全停止または削除
・最終的に、レジストリクリーナー「Wise resistry cleaner(https://www.wisecleaner.com/)」でゴミレジストリを削除
・・・と、ここまでやってダメだったので、結局、もうあきらめた。将来的にパッチが出るだろう、という甘い見通しを持って、代替案を検討することにした。
(1)iPhoneはこのゴタゴタのせいで大半のデータが飛ぶという大惨事を起こしたので、これからは旧PCにつないで凌ぐことにした。って、これじゃ何のために買い替えたのか分からん。
(2)iPodについては、まずiTunesさんにCD→ACCデータを作るところまではお願いして(何だかんだでこれが一番早いから)、以降の作業(PCとの同期など)は優れた管理ソフトである「Copy trans」 https://www.copytrans.jp/に移行することにした。
(3)[追記] 突如、iPhoneだけはiTunesで読み込むことができるようになった。特にアップデートもしていないのに・・・。ただし、ipod(nano 5G)については意地でも読み込まない。うむ・・・
(4)[さらに追記]ついに、iTunesの更新そのものができないケースが出てきた。更新しようとすると不具合が発生してしまう。おそらく、ネット回りで調子が悪いのだろうと推測。・・・こりゃ、しばらく不安定だろうな。iOSのクラウド化でitunesが不要になるというのは、「PCフリー(PCを使用しない層への利用者拡大)」のみならず、「互換性フリー」にも寄与するだろう。はやくitunesを使わずに済む時代が来ることを祈るよ。
2.プレインストールソフトの不具合が頻発する件 ×
新しいPCは東芝のDynabook(2011年夏モデル)なのだが、「TOSHIBA VIDEO PLAYER」がいきなり不具合でDVDをまったく読み込まない。公式サイトには「そういうときは再インストールせよ」、と書いてあったのでやってみたら、まったくインストールできず。
もうこれはあきらめた。今はHDDからの再インストール形式が流行しているけれど、やっぱりこういう時は外部メディアからの再インストールが強い。多少コストが掛かったとしても、リカバリのDVDはつけるべきだよね。もしくはネットからDLできるようにしてさぁ。
また(昔はintervideo社だった、今は)corel社の名物ソフト「winDVD」も、デフォルトの再生メニューに表示されないため不便だったので再インストールした。するとまったく起動しなくなりフリーズ・・・こちらも手詰まりなのであった。・・・リカバリには外部メディアが必要だと再度思うわけです。
しかしちょっとこれは酷い。修正パッチが必要だと思うぞこれは・・・。
プレインストールソフトが使えなくなるなんて、20年近くPCを触ってきて初めてな気がする(ちなみにwinDVDがインストールできない理由の1つが、証明書の期限切れだと思われる。有効期限が2011年4月になっていたもんなぁ・・確認しているはずだが・・夏モデルだぞこれ・・東芝関係者はちょっと確認すべし。絶対にサポートを使わない私としては、ここでひっそりと書くのが精いっぱいなのだ!)。
3.インターネットの表示速度が遅すぎる件 ○(→△→)○
64bitなのに遅い。OSもIEも最新版。CPU(corei7第2世代 2GHz)もメモリ(8GB)もはっきり言ってオーバースペックなのにとにかく遅い。遅すぎる。ダイヤルアップと見紛うほどに酷い時もあった。ダウンロードもアップロードもタラタラ。たまに速い時もあるが、とにかく速度が安定しない。酷い。
こちらはほぼ1か月間悩みまくったが、とりあえずの解決法を以下に記しておく。これでまず速くなる。ただし自己責任で。
(1)netshでインターネットの「最適化設定」を外す(デフォルトは推奨しない) 。方法は以下の通り。
A.「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」を右クリック→「管理者」として実行。
B.表示されたコマンド入力画面に、以下をそれぞれ入力して、エンターキーを押下。最終的にそれぞれが「OK」と表示されればよい。
netsh interface tcp set global autotuninglevel=disabled
(※今は 「highlyrestricted」に変更している。こちらのほうが私の環境ではよいようだ)
netsh int tcp set global chimney=disabled
netsh int tcp set global rss=disabled
netsh int tcp set global netdma=disabled
(参考)
「ネットワーク設定を標準で使ってはいけない 」
https://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100824/351391/
https://www.axcx.com/~asyutaru/comp/kakutou073.html
(2)「IPv6接続」を解除。
現時点ではIPv4で充分、ということ。IPv6が一般化するころには、もう少し騒がれているだろう―という見通しの下、v6接続のリクエストを解除してしまう。
「スタートメニュー」→「コントロールパネル」→「ネットワークの状態とタスクの表示」→「アダプターの設定の変更」→接続しているモデム(ローカルエリア、もしくは無線LAN)をクリック→「プロパティ」→「インターネットプロトコル バージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを解除し、「OK」。
(参考)
https://www.akakagemaru.info/port/windows7ipv6.html
https://pentan.info/else/ipv6_google.html
(3)[追記]それでもまだ遅いので、ルータのファームウェア更新。
これで、かなりマシになったみたい。ルータによってはそもそもWin7 64bitの動作を検証していない場合もあるので、詳しくはプロバイダーのWebサイトを確認したほうがよいかも。
(4)[追記] Net Tuneを使って諸々の設定を書き換える
さらにスピードアップする方法。昔のOSでは効いた「RWIN値」は、どうもデフォルトで変更できないようなので、まずは「Web Acceleratorの値」および「AFD値」を変更することを検討。以下、これが決定打となり、ネットの速度は劇的にスピードアップした。というか、これはお勧めの方法だ。
*お世話になったソフト → 「Net Tune」https://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se218137.html
・インストールに失敗するときは、「推奨の設定を使用して再インストールする」
・起動時は互換モード(Windows XP SP3)で起動する。 その後、私の場合はWindows 2000互換で動かすのが最適であると分かった。
・まず、ソフトの「推奨設定」でネット接続を試してみる。いったん再起動し、その後ネットに接続。心なしかスピードアップしているようだ・・・
・光回線など高速ブロードバンド環境が整っている場合は、以下の設定を試してみる(念のため再起動を忘れずに)。その後ネットに接続。 相当に環境は改善されたように思う。
☆私の最初の設定は以下の通り(Win XP SP3互換モード)
MTU・・・設定なし(というより、設定が反映されない)
Windows XP PPPoE・・・無関係なので入力しない。
Default TTL・・・ 設定なし
Web Acclerator ・・・ 以下の数を指定。IEの表示速度向上に寄与?
→ Max Connections(HTTP1.1);8
→ Max Connections(HTTP1.0);8
TCP Window Size・・・ ここでRWIN値を設定したかったが、反映できないので、ここはそのまま。
AFD・・・ここをいじることで劇的に回線速度が向上。種々検討の結果、以下の通り。
→DefalutReceiveWindow; 518144
→DefaultSendWindow; 518144
→LargeBufferSize; 16384
→MediumBufferSize; 3008
→SmallBufferSize; 256
→Transmit Worker; 32
PMTU Discovery・・・Enable
Black Hole Detection・・・ Disable
☆私の最終的な設定は以下の通り(Win 2000互換モード)
MTU・・・以下の設定。
→使用しているLANアダプタを選択。
→「1454(フレッツADSL)」を選択。
→ネットワークアダプターごとのTCP Window Size(RWIN) ; 260176
indows XP PPPoE・・・ここは入力できない。
Default TTL・・・ 「128」を選択。
Web Acclerator ・・・ 以下の数を指定。 結局、ここが肝なんじゃないか、と思うのだが。
→Max Connections(HTTP1.1);8 (→その後、「16」を指定。さらに高速化)
→Max Connections(HTTP1.0);8 (→その後、「16」を指定。さらに高速化)
TCP Window Size・・・ ここでRWIN値を設定する。 いろいろ試行錯誤して、以下の設定にした。
→TCP Window Size(RWIN) ;260176バイト
→スケール率 空欄
→Window Scalingにチェック。TCP Timestampにはチェックを入れず。
→Duplicate ACKs; 2
→Selective ACKにチェック。
AFD・・・こちらも種々検討した結果、以下の通り(XP modeのときとは値が違う)
→DefaultReceiveWindow;260176
→DefaultSendWindow;260176
→LargeBufferSize; 16384
→MediumBufferSize; 2048
→SmallBufferSize; 256
→Transmit Worker; 32
PMTU Discovery・・・Enable
Black Hole Detection・・・ Disable
(参考)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1130956186
https://hikarifiber.net/afd.htm
https://www.net-speed.info/net_tune_tips/
https://www.fctv.ne.jp/ASIS/MTU/mtu.html
「窓使いの友」 https://www.geocities.co.jp/SiliconValley/7587/
関連: https://mikasaphp.net/mt.html (Win7でも応用できる内容が多い)
(4)[追記]ダメ押しで、無線LANルーターの買い替え。
メーカーサポートが終わってしまっているような旧型ではなく、新型の(Windows7 64bit対応の)無線LANルーターを購入。実効速度がおそらく向上したように思う。ソフトをいじるだけでなく、ハード面からも攻めるという作戦だ。
4.というか、IEが遅すぎる件 △→○
IE9は、ページを速く表示できるときとできないときの差が激しいばかりでなく、酷い時は画像を表示するのに、過去のダイヤルアップ接続を思い起こさせるような「トロトロ描画」をしてしまうことがあるほど不安定なウェブブラウザ。突如GoogleやYahoo!ですら表示できなくなってしまうというダメっぷり。セキュリティのせいかどうか知らんがJavascriptの読み込みも遅いし、ダウンロードもまったく安定しない。
しかし文句を言っていても始まらないので、何とかする方法を考えてみた。
(1)「インターネットオプション」を弄る
・閲覧履歴をいったん、すべて削除(cookieも)
・「プロキシ接続でHTTP1.1を使用する」→解除(プロキシサーバーを経由しない)
・アドオン→原則としてすべて無効化(64bitで不安定なアドオンも多いと予想されるので)
(2)「Google Public DNS」を使って、アクセス速度を向上させる
これはどちらかというと4.で書くことだったかもしれないが。IEで特に効果があったような気がするので。
「スタートメニュー」→「コントロールパネル」→「ネットワークの状態とタスクの表示」→「アダプターの設定の変更」→接続しているモデム(ローカルエリア、もしくは無線LAN)をクリック→「プロパティ」→「インターネットプロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」→「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェック→「優先DNSサーバー」に「8.8.8.8」、「代替DNSサーバー」に「8.8.4.4」→「OK」
(参考)
https://gigazine.net/news/20091204_google_public_dns/
(3)[追記]常に互換モードを使用する
しかし、いろいろと試してみて結局非常に効果があったのが、「ツール」→「互換表示設定」→「すべてのサイトを互換表示で表示する」の設定である。
はっきり言って、これが決定打。IE9(Win7 64bitの「32bit版ソフト」も、言わずもがなで64bit版も)は、先進的すぎて、多くのWebサイトにとって「え?誰が見に来たの?」状態で返してしまうようなのだ。
例えて言うなれば、田舎の小駅の真横を新幹線はやぶさ号が通過した・・という状態。速すぎて何がなんだかわからないまま、処理落ちしているのが現状である。
あのMobableTypeも、4そして最新の5それぞれに、IE9での閲覧に不具合があるらしい。F12キーで開く「開発者モード」で、IE7またはIE8モード(ドキュメントモードも、ブラウザーモードも両方この設定にしておく必要がある)にして、漸く動作が安定する、という状態なのだ。・・・これは酷い。
どうしてもIEの表示速度がおかしいときは、すべてのサイトを「互換表示」してしまうに限る。
(参考)
https://www.koikikukan.com/archives/2011/05/11-015555.php
https://www.koikikukan.com/archives/2011/02/07-005555.php
https://www.hachy.net/2010/08/ie9.html
5.Google日本語入力がインストールできない ×
これは地味に困っている。どうもインストーラー回りの不具合らしいので、これも64bitの互換性問題ということだろうから、修正が当たるまではしばらく我慢、我慢。
ただ、MS-IMEもこのところの更新で大分マシになっている気はする。このままでいいかな・・・
公開開始:2011年7月28日