千葉中央駅
開業 | 大正10(1921)年7月20日 |
路線 | 京成千葉線・千原線 |
乗降客数 | 約1万4000人/日 |
駅構造 | 高架/相対式ホーム2面2線 |
「中央」というのは 、使いまわしすぎて陳腐な呼称になってしまった。千葉市には、「千葉市中央区中央」という悪夢のような地名も存在する。「中央区中央」に、地名的な魅力は感じられない。
こういう地名破壊は「分かりやすさ」の美名の下、全国各地に侵食してしまった。だが、京都のように複雑な地名のほうが実は分かりやすいし、愛着もわく
。
ソ連的な「ナンバリング地名」は、時代に合わない。
さて。「千葉中央」である。かつては「京成千葉」といった。
文字通り、千葉の中心市街地に位置している。しかし、現在の千葉市街は全体的にやや北寄りの千葉駅前にシフトしてきており、正確には「千葉市街周縁」といった趣である。周囲は閉鎖店舗や空きビルも多く、空洞化が深刻な地域でもある。
千葉駅から千葉中央駅まではJRと京成が併走しており、ガード下500メートルに渡ってショッピングモール「C-One」が貫かれている。見た目が地下街と殆ど変わらないため、「千葉にも地下街があるんですね ぇ」と驚く人もいるとか。
この地区で元気なのは京成資本だ。シネコンをはじめ、ショッピングセンター、長距離バスターミナルが集合している。
・・「中央」だけあって駅はデカイ。
京成の威信をかけて建設された「京成ホテルミラマーレ」。
ホテル併設の駅は、千葉市随一である。
その裏側。映画館とショッピング・モール併設だ。派手なグラデーションが特徴的である。
かつてはダイエーがあったが、撤退し、マンションに。住宅街主体の、おとなしい街になっている。
ここから15分くらいまっすぐ進むと、「千葉ポートスクエア」にたどり着く。