会社あるある!
会社ってどんなところなの?をまとめたよ!ここでは、「大企業あるある」ということで、いざスタート!
■現場はとっても泥臭い
第一線の現場は、大学生が憧れるような華々しさとは無縁です。取引先への挨拶、クレーム対応。名刺配り、近所の掃除、そしてポスティング。引越しの手伝いや運転まで。どんなにキラキラして見える会社でも、まずは「なんでもやる」泥臭さからスタートします。そしてその「なんでもやる」ことこそが利益の源泉なのです。
■同期を全員覚えることは不可能である
同期が何十人、何百人といると全員覚えることは不可能です。「東日本採用」といった地域別採用だったり、職種別採用だったりすることもあるので猶更です。10年くらいたって「同期だよね?」と聞かれても、特に女性などは結婚で名字が変わっていることもあるので絶対に分からなくなります。
■部署が違うだけで「別の会社」である
部署が違うと、常識もルールも全然違います。まるで別の会社の如くです。「郷に入っては郷に従え」で、3か月もすればすっかりその水に馴染んでしまうのがサラリーマンの性。
■いつの間にか自社の知らない広告が流れている
知人などから、「あなたのところの〇〇、使っていますよ!」と言われても、知らないことがあります。電車に乗っていていきなり自社の広告が目に付くと、「へえ。こんなことやってたんだ」と驚くこともあるくらい、事業が多岐に渡りすぎていていち個人で把握することは不可能です。
■稟議から決裁までの道のりが長い!
組織のレイヤーが幾重にも織り込まれているため、1つの物事を決めるまでの手順がとても長いです。「前もって状況を察知し、素早く提案して、素早く決裁を貰う」という段取り力-ないしは、「いかに却下されないような方向でより上の方向に根回しをしていくか」という調整力(政治力ともいう)が物を言う世界です。
■派閥がある!
数年もいれば、「あの人とあの人はいつも同じような部署・ポジションにいるな」というのが見えてきます。これが派閥です。どこの誰だか知らない奴と仕事をするよりは、やっぱり気心の知れた部下と組んだほうが仕事はしやすいですものね。阿吽の呼吸という奴です。実際問題として、人事の話になって「どちらをこの部署に推すか」となったとき、偉い人が「こいつはよく知らないなぁ」と一言つぶやけば、その人の芽はなくなってしまいます。いかに「知られている存在」になるか、という社内外交力も問われるのです。
■上司に好かれることが重要
当たり前ですが、会社員として働く以上、上司に好かれることは絶対条件です(嫌われてもいいことはありません)。「なんでも言うことを聞く」から好かれるというだけではなく、「ズバッと意見を言う」から好かれる、「よく飲み会に付き合う」から好かれるなど、これは個人差があるでしょう。それこそ、「憎めないから好かれる」「美人だから好かれる」という特性上のラッキーも当然あると思います。
■会議の議題を決めるための会議がある
現場の会議はその場の流れで決まったりもしますが、分刻みでスケジュールが組まれている役員クラスになってくると、議事進行を時間通りに行うために「会議の議題を決めるための会議」を主幹部署が行うというケースは実際にあるわけです。「会議の議題を決めるための会議の資料を整えるための会議」もありますし、「会議の議題を決めるための会議の資料を整えるための会議で話し合う項目を作成するための会議」もあります。もっといえば、「会議の議題を決めるための会議の資料を整えるための会議で話し合う項目を作成するための会議を実施するための会議」も発生します。このようにして、会議は無限増殖していくのです。
■業務マニュアルが細かく定められている
人が増えれば増えるほど、属人化を防ぐためにも業務手順が膨大なマニュアルとなってまとまっていきます。そのマニュアルをさらに運用するためにマニュアル化してしまう人というのもいます。俗にいう「マニュアルのマニュアル」というやつですね。
■社長と直接話すことは、まずない
社長は雲上人であり、役員など一定の地位にいない限り、秘書室など関連する部署のメンバー以外はまず直接話す機会はないでしょう。
■めちゃくちゃメールが来る
部署にもよるでしょうが、平均して月に3000通程度は処理することもあります(体感では、もっと?)。これに社内掲示板や連絡書、Teamsなどによるチャット、スレッド、そして電話、SMS、MMSが加わります。とてつもない情報処理量です。
■初めてコンタクトを取る社員は、「社員検索」で顔を確認する
だいたい、「社員検索」という機能があるようですね。初めて勉強会で同じグループになる社員などは、「どんな人なんだろう?」と下準備で顔を見ておくことがしばしばあります。
■定期異動の時期は、お祭り騒ぎになる
規模が大きいと、北海道から沖縄へ異動ということも普通に起こります。異動の時期になると部署滞留が長い社員がソワソワしはじめます。
■盆暮れ正月は、しっかり休める
帰省時間の確保という意味合いもあるのでしょう、いわゆる「盆暮れ正月」の時期は、土日と併せて7~9連休が与えられることが多いです。たいていは、有給休暇とは別カウントです。
■福利厚生は安心できる
住宅手当、扶養手当、企業年金、休暇制度などの福利厚生はサラリーマンが得られる恩恵の1つと言えるでしょう。
■Q&Aコーナー
Q.社内恋愛や職場結婚はありますか?
A.石を投げれば当たるくらい、普通にあります。「同じ釜の飯を食う」連帯感もさることながら、現実的には何よりお互いに生活水準がよめるところも大きいのでしょうね。
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Q.顔採用ってありますか?
A.企業の「顔」となる部署(広報、人事など)や役員のサポートをする部署などは、どう考えても顔立ちがよい社員が多いと思います。「性格は顔に出る」とも言いますから、人当たりのいいことが求められる部署には人当たりのいい顔を持った人が宛がわれるということもあるかもしれません。すなわち、ストレートな意味での顔採用というよりは、「性格によって、人当たりのいい顔になっている人」が採用されているという方が事実に近いかもしれませんね。
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Q.コネ採用はありますか?
A.あります。お互いの利害の一致でそういうことになっているので、他人のことでいちいち過剰に気にすることではないといえるでしょう。優秀な人もいればそうでない人もいるというのは、普通の人と一緒です。
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Q.セクハラ・パワハラはありますか?
A.人間の集まりである以上、必ずあります。ただし今はコンプライアンスが非常に厳しいですから、下手なことをすれば非常に簡単に「飛びます」。そして加害者の多くは、会社の"寛大な措置"によって、"自主退職"を選ぶことになります。
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Q.うつ病・適応障害などの休職者はたくさんいますか?
A.たくさんいます。生涯有病率は「1割」とも言われますので、20名くらいの部署だったら、数年で1~2名くらいが発症しても特段、おかしくはないのです。