それ、バブルでしょ
↑ホンネ道場のトップ
歴史は繰り返す。「バブルの予兆」をメモしてみました。
- 実体経済(実質賃金、庶民感覚)を超えて、株式や不動産の価格が急騰している。
- 歴史的な市場緩和政策によって、余剰資金が生まれ、投機的な投資が行われている。
- 投機的相場が形成されているにもかかわらず、異常な金融緩和が続いている(利上げが遅い)。
- テレビで「主婦」「高齢者」「低年齢」の投資が活発というニュースが流れるようになる。
- 東京40キロ圏で、「3000万円で3LDK、70平米のファミリータイプのマンション」が市場から消える(最低でも4000万円からなどに変貌する)。
- 「買値よりも高値でマンションを売って、引っ越す」人を、身近で見聞きするようになる(常識的には、経年でほとんどの立地で値は下がる)。
- 一馬力の家庭では新築の物件に手が出なくなる。
- 千葉県で「億ション」が売られるようになり、それが近所で噂になる。
- 噂になった億ションが「どうやら売れ残っているらしい」と近所で噂になる。(平成バブルの時はまさにこれが起こった)
- ※昔から「のの字の法則」といって、地価高騰や不動産バブルは都心部からはじまり、神奈川(横浜・川崎など)、東京都下、埼玉県、千葉県と「のの字」を書くように進展する。千葉でも市川、船橋、津田沼あたりまでならまだ序の口で、そのうち千葉市、千葉市周辺、そして木更津あたりまで伸びてくるといよいよそのターンの高騰は終焉が近いとされる。
- 逆に、千葉→埼玉→東京都下→神奈川→都心部の順に、主要駅前の新築でも「空きオフィス」が目立つようになってくる。(建設タイミングと実体経済のずれ)
- 投資ではなく「投機」を目にする機会が増える(土地、マンション、不動産、株、仮想通貨など)。
- なぜか「これはバブルではない」という言説がまことしやかにささやかれるようになる。例えば「今回は事情が異なる」とか、「従来の物差しでは測れないような、新しい経済局面に入った」だとか、「○○だから、バブルではない」「通常の金融相場の範囲内である」「現時点では、まだバブルとは言えない」といった反論である。こういった反論をエコノミストが言うようになったら、バブルの可能性は高い。
- 「投資」が大衆化する(かつてのNTT株、住宅投資、直近ではYoutubeでの投資話など)。投資初心者が増える。例えば証券会社に申し込みが殺到するなど。庶民にお鉢が回ってくるのはいつも最後です。
- 強気の株価予想が出回るようになる。「年末には○万円を突破する」とか。
- 少しの利上げ(予測)だけで市場が混乱する(≒実体と市場がまったくかけ離れている)。
- 投資していない人が冷めている(実体がないので、実感もわかず、魅力も感じない)。
2024年8月5日 公開
↑ホンネ道場のトップ