投資
投資はすべて自己責任。
鉄則1.うまい話は、人には教えない。
アカの他人にうまい話を教えるわけないじゃん。
鉄則2.ハイリターンには必ずハイリスク。
リスクとは、「ぶれ幅」のこと。だから、(マイナス)リスクとリターン(プラスのリスク)は必ず対の関係に。よい利回りには、必ず裏があるよ。
鉄則3.元本保証は「1000万円までの銀行預金」のみ。
法的に元本が守られるのは、預金保険制度に守られた「1000万円までの銀行預金」だけ。超低金利は安全の裏返しであるのだ。
鉄則4.ポンジ・スキームは繰り返す。
出資金で出資金を返す自転車操業。参加者がいなくなったら、すぐ破綻。参加者が入れ替わるババ抜きのようなもの。カードも減って、ババの確率はどんどん上がり・・・。
鉄則5.ねずみ講も繰り返す。
紹介の紹介で人脈狩り。27層目で日本の人口を超えるのだから、紹介をし続けるのはどこかで破綻。親以外は損するゲームなのだ。
鉄則6.ギャンブルは投資にならない。
期待値が100%でない限り、繰り返すと必ず負けます。 仮に勝率90%のギャンブルであっても、6回繰り返せば(0.9×0.9×...)「0.1%」になります。
鉄則7.首都圏で「の」の字の開発がひと段落したら、バブル崩壊。
アベノミクスは分かりやすく「金融を異次元緩和し、株価を政策的に上げて、円安にすることで企業のカネ余りを演出し、結果として市場にカネをじゃぶじゃぶ供給することで、バブルを意図的に引き起こす」という政策であった。すでに人口減少が著しい地方部では目立たないが、唯一人口が増え続けている首都圏においては、明らかに不動産バブルが発生している。
首都圏はよく、「の」の字で開発が進むと言われる。東京都心(23区)からスタートし、横浜・川崎、東京都下、埼玉、船橋・市川/松戸・柏(千葉北西部)、千葉市、海浜幕張エリア、千葉県奥地・・・でドカーン!平成初期のバブル崩壊は、まさにこの構図であった。
東京オリンピック前夜(2018年)の今も、これをなぞるようにバブルが発生している。都心(といってもウォーターフロントだが)のタワーマンション、みなとみらいのタワーマンション、武蔵小杉のタワーマンション、三鷹のタワーマンション、・・・・津田沼のタワーマンション、千葉市のタワーマンション、海浜幕張の再開発、木更津の開発・・・・と。ついに最終フェーズ「千葉県奥地の開発」に入った。これはもう、そろそろドカーン!である。
消費税10%で確実に消費は冷え込む。ただでさえ租税負担率が上がって可処分所得が増えないご時世だ。地方の人口供給力が枯渇してきているので、首都圏の人口にも陰りが出てくるかもしれない。そうすると日本全体のGDPはマイナス成長が待ったなしだ。
今回は全国規模のバブルでは実はないので、地方が地盤の国会議員は肌感覚としてバブルを知覚できていないんじゃないかと危ぶむが、明らかに首都圏はバブルだ。感覚として、「誰がこの値段で買えるの?」というマンションの新聞広告が目立ってきたら、「ヤバい」サインなのだと私は思っている。本当に調子がいいときは、広告を出す前に売れてしまうはずだからだ。 果たして今はどうだろうか。これ、本当に前回のバブル崩壊のときとそっくり!である。
で、バブル崩壊の誘因は最終的には「市場のマインド」なのだから、「そろそろこの値段では買い手がつかなくなるぞ」と「みんなが」思ったとたんに、暴落というのがいつものパターン。すでに日経平均株価は安定性が怪しくなってきている。消費税10%(しかも、軽減税率のせいで、コンビニの食料課税が滅茶苦茶面倒なことになっていて、消費マインドをズタズタにしている。何で外食が10%で、新聞が8%なのか、まったく理解に苦しむ)が間違いなく誘因となって、オリンピックを前にバブルは弾けるだろう。きっと。同じマンションの広告が増えている実感があるので、オリンピックまで持たないと思うんだよなぁ・・・このペースは・・・
何が言いたいかというと、今は買い時ではないと思います。明らかに高いので。数年以内に下がるから。どんどん空き家も増えるし。
いよいよ日本でも、中古市場が成長するのかな?
鉄則8.副業では稼げない。実は、最高の投資って・・・
最高の投資は「自己投資」です。今やっている生業を極めることが、一番収入を上げる近道。あなたが会社員なら、どんどん出世すること。あなたが自営業者なら、(ロイヤルティの高い)優良顧客を増やすこと。あなたが学生なら、勉強をすること。
本当に稼ぐのは、副業じゃないですよ。給料を減らしたい企業の口車に乗せられないように。本業でちゃんと稼ぐことが、一番の投資なんです。誰でもそうですが、本業で極められないから、苦しむんです。「稼ぎに追いつく貧乏なし」「貧乏暇なし」っていうでしょう。努力すべきベクトルは副業ではありません。本業です。本業を極めるために努力しないと。でも、誰もそれ、教えてくれないんですよね。だって、副業で労力が分散すれば、それだけライバルが減るんだもの。鉄則1.を思い出して。「うまい話は、人には教えない」んだから!
結論。うまい話はありません。
欲をかくから失敗する。真摯に己の生業と向き合い、その成果を高めるように努力するしかないのです。