プリティ!読書感想文


夏になると思い出す、「読書感想文」。多くの人にとって、それは痛い思い出を伴う。

もちろん筆者だって、読書感想文は好きではなかった。

 

好きではなかったのだけど、・・・思い出す。思い出すよ。

 

小学生のとき、

入選しちゃった・・・

 

〇〇市の優秀賞に。

 

▼市の読書感想文集に載る

 

ダイジェスト

 

「○○○○を○○○○○に」を読んで

 

出だしを見てみよう。

この本を読んでぼくは~という~

 

出だし、かなりマズいんじゃないか。「この本を読んでぼくは」って、読書感想文なんだから当たり前である。よくこんな書き出しにOKが出たものだ。久しぶりに読んで、本気で焦ってしまった。今じゃなくてよかった!

それから、「~という」"という"表現。筆者は、こどもの書く作文の中で、「という」という語句を見るのが一番嫌いである。何となく、人を買いかぶっているように感じるからである。

まさか自分がやっていようとは・・・

 

そして結び。

ただ便利さを追求し、自然を破かいすることを反省して、森林を保護していくことを第一に考えなければならないと思います。

思った。嫌な小学生だよこれ。

 

かなりショック。というか、これ書いたの、自分じゃないみたい。

 

ある評価

当時の担任は、筆者の読書感想文の後に、次のような評を下した。

 

<評>

学校のとなりにある森で遊んだり絵を描いたりした○○君は、(中略)多くのことを学びましたね。(中略)現代の水不足と関連させて、森を大切にする思いへと発展させて、表現している点が素晴らしいです。

 

いや、

学校のとなりにある森で遊んだり絵を描いたりした○○君

恥ずかしい。

恥ずかしいよこれ。

 

嫁さんにも、子供にも、孫にも、曾孫にも見せられないよこれ。

 

というか、本当に嫌な小学生だねこれは。

本当に、ショック。

 

もっとショックだったのは・・・

 

相当なショック−選者の評価

「応募作品を読んで」

 

限られた四冊の中から選書し、感想を深め、推敲してここまでの作品に仕上げるには、かなりの努力があったと思います。

特に今年は、「○○を読んで」という題から一歩すすめて、自分の作品の主題にせまる題名が工夫されている点がすばらしいと感じました。

 

筆者の感想文の題名

 

「○○を読んで」という題から一歩すすめて、

 

進んでない・・・

進んでないよちっとも。

 

うわーん・・・・

 

うわーん・・・


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●おまけ●

ネタに困って、古い書類を漁ってたら思い出した。