美術はずっと「2」だった
デッサンが苦手である。
創造画は得意なのに。
幼稚園の頃に描いた、一枚の絵。
筆者、幼い頃からデッサンが嫌いだった。
「何かを真似して描く」というのがどうしてもできない。
こういうのを、一般に「不器用」という。
美術はずっと2だった。
でも、創造画は得意だった。というか、
単純に好きだっただけなのだけど。
もう一度、先ほどの絵を見て頂きたい。
念のためもう一度申し添えておくが、今描いた絵ではない。
大昔。幼稚園の頃に描いた絵である。ああ・・恥ずかしい。
卒園アルバムの表紙を一人一人描くという企画で、
筆者が描いた絵はご覧の通りお魚さんの絵であった。
カラフル・・・実にカラフルである。誠に子供らしい絵ではないか。
ご覧頂くと分かるが、ヒレとかそういうデッサン的な部分は滅茶苦茶である。
デッサンは滅茶苦茶でも、何かこう、味がないかしら?
子供らしい味が・・・
***
ここで、「子供らしい」というと、ちょっとお話しておかなければならない。
1、
筆者が幼稚園に行くか行かないかの頃。
どこかの保険会社の「絵画コンクール」で佳作を取ったことがある。
「こうじげんばのえ」 だったと思うが、それもこんな感じの創造画であった。
(絵は機会があればアップします)
2、
小学2年生の頃、
「ゴミをすてるな」というポスターで佳作を取ったのだけど、それも一種の創造画であった。
しかし・・・「ゴミをすてるな」なんて、ただの嫌な小学生だ。
3、
集合写真から切り抜いたもの。
小学4年生の頃。創造して描く、花の絵だった。生涯唯一(多分)、教室の壁に飾られた絵だったので記憶に残る。
***
要するに、こういう絵(創造画)は描けるのだけど、
デッサンがまったくの「スリーアウト」状態ということだ。
ほら。
見本はこれ。
デッサン力、ない。
中学で「美術」という教科が始まると、デッサン、デッサンの世界。
何も描けない。
遠近感覚とか、大小感覚とか、立体感覚とか・・・
美術は2だった。
何かが欠けているのか、そういう性格なのか・・・
何が悪いんだろう。
高校のときは、そんな「美術」とはおさらばし、
抽選で漏れて、書道を選択することに。
書道も、「習字」という観点で見ると「文字を真似る」という点でデッサンと通じるところがある。
だから、
書道もヤバかった。
殆ど休まなかったのに。
遅刻もしなかったのに。
私語もしなかったのに。
(結構真面目だったっぽい。)
いや、書道である。
授業中にちゃんとやってれば、
失礼だけどそれなりの点数(60点とか)はつくんじゃないのか。
それが、甘かった。
いつもピンチ。
ええ、ピンチでしたとも。
もし、欠席・遅刻を繰り返してたら・・・
と思うとゾッとするよ。
相当腐った文字を書いてたんだろうな。
でも、
有名な書家の書体の真似をしろって言われても、
真似できないんだもん。
知らないもん。
以上、
真似なんか出来ねーよ
という
実に我侭な
管理人の思い出話でした。