トップページ漫文2003

あのね帳2


小学生のときに書いた(ような記憶がある)

あのね帳である。

以下は小学3年生の作品。


先生あのね、

今日、ぼくは 昨日だがしやでガムをかったんだけど、ガムが売ってた。

その場であたりが出たから、すぐにガムをもらったよ。家に帰ってから、お風呂に入ったけど、おふろはまだみずぶろだったから、おかさんにおこらた。

 

先生あのね、

きのうぼくはいぬにおいかけられたよ。いぬは、ぼくがにげたらついてきた。はじめは 黒と白のぶちぶちだったから、ぼくは牛かとおもいました。

そうしたら、いぬだった。

 

先生あのね、

酒を呑んだよ。

顔が真っ赤になった。

 

先生あのね、

今日はピアノのおけいこ。

「れんしゅうしてきた?」とせんせいにきかれて、わたしはおこられるのいやだたから、「うん、やってきたよ」とうそをつきました。

すぐばれた。

 

先生あのね、

今日私は「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(マックス・ウェーバー)を読みました。ちょっと難しかったけど、すぐ理解できました。

 

先生あのね、

今日私は行列とベクトルを学習しました。これ、小学校でやるような範囲じゃないような気がするのですが・・・でもいいですクラスの大半がすでに複素数も含めた範囲で考慮しているので、私もがんばんないと!わけわかんないけどね。

 

先生あのね、

政治行動学的概念から、「兆候と因果の誤認」について検討しました。何だか難しかったけど、統計学にも応用できるということだけは理解しました。

 

先生あのね、

疲れた。

 


小学3年生も、かようにいろいろと考えているのである。

 

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