Web上の言語のほとんどは、言うまでもなく英語で書かれています。
海外のドットコムサイトをサラっとでも読めるだけで、得られる情報量は段違いになります。
そこで、英語(サイト)を読む訓練ができるサイトを集めてみました。
無料のおススメ3選です。
まずは、英文が含まれたサイトのURLを入力するだけで、単語に日本語のルビを振ってくれるサービス、「ずるっこ!」。
どんなサービスかは、「百聞は一見に如かず」。
例えば、米国Yahoo!の「News」から、URLを引っ張ってみましょう。
このような感じで、単語にルビが振られます。
適当に、単語をクリックしてみましょう。
任意の単語をクリックすると、ハイライト表示がなされます(ここでは allies)。
この単語を覚えたら、もう一度クリックしてみます。すると・・・
日本語訳が消えました(もう一度押せば、訳が戻ります)。
こうやって、覚えた単語を消していくことで、最終的には覚えていない英単語だけを表示することができるようになります。
覚えた単語は、Cookieによって保存されるため、PCを閉じても記録されます。これがこのサービス最大のポイント。
さらに嬉しいことに、自動的に付与されるID(登録不要!)によって、他のPCやスマートフォンで閲覧するときも「覚えた単語の記録を移せる」ため、最終的には「覚えていない英単語だけが、いつでもどこでも表示できる」、さながら自分だけの単語帳が完成します。
サイトを見れば見るほど英単語を覚えられる・・・という。素晴らしいサービスですね!
次は、相互添削で英文を書く力を向上させるSNS、「Lang-8」。
サイト自体が日本語にも対応しているので安心です。
英語で文章を書けば、英語を母国語にする誰かが添削してくれる。
逆に日本語で書かれた文章を、日本語を母国語にする我々が添削する―
という、お互いに母国語を教えあう楽しいSNSです。
English
日本語
※添削の例。インターフェイスが分かりやすい。
細かい言い回しなど、人様の添削を見ているだけでも、かなり勉強になります。
メリットは「レスポンスの速さ」と「気軽さ」
デメリットはあくまでも素人の添削であり、「日常語メイン」であるということでしょうか。
ただ、言葉は生き物。「言葉を学ぶことに興味のある人たち」が生きた言葉で添削をし合うのですから、これ以上の教材はないかもしれません。
最後は、ニュースサイトから。
耳を鍛えるのであれば、「NHK WORLD」(海外向けのNHK)がおススメです。
今回の趣旨である「読む訓練」という点では、「VOA Special English」をおススメします。
このサイトは、英語を母国語としていないノンネイティブ向けのニュースサイトとなっており、使用している語彙が1,500語と少ないのがポイントです。
さらに、ニュースソースにはMP3形式の音声が添付されており、この音声がネイティブの2/3程度のゆっくりした(聞き取りやすい)速度で流れるので、リスニングの訓練にもなるというスグレモノ。
Excite翻訳などの翻訳サイトで英文の大意をつかんでから、「読んで」→「聞いて」→「音読して」・・・という学習を繰り返していけば、それなりの英語サイトは読めるようになるんじゃないか、と思います。
英語を本格的に勉強したいと思っている方も、「英文サイトくらいはスラスラ読みたい」と思われている方も・・・。使えるものは使ってみないと、損ですよね。
公開:2011年9月5日