トップページ漫文2003

次世代辞書


のうないげんご【脳内言語】

脳の中で突然発生する言語。

 

<脳内言語発生のメカニズム>

大脳の中心部には、言語脳と呼ばれる脳がある。

言語脳には、

の2つの層があり、

日常使用されるのは 語彙の層

だけである。

 

通常言われる「語彙力」「ボキャブラリ」というのは、

すべてこの語彙の層に依存するのである。

 

では、創生の層は何なのか。

そう、脳内言語を生み出すセクタなのである。

 

これは、乳幼児期にもっとも発達する。

「サザエさん」のイクラちゃんを見なさい。

バブー っていうでしょ?

あれが、創生の層から造られた脳内言語である。

 

東京のある大学と研究グループの合同調査では、

赤ん坊の話し言葉のうちの 実に99%が

脳内言語であると明らかにされた。

念のために書いておきますが、嘘ですよ。

 

この創生の層は、

成長するに連れて「休眠」状態に入る。

 

通常使われるのは前述した通り「語彙の層」であるが、

何かの拍子に「創生の層」が再起動することがある。

その際に表出される言葉が、脳内言語である。

 

語彙の層からの言葉は、社会一般に通じる言葉であるから、

 社会言語 とも言う。

一方で、

創生の層からの言葉は、本人には意味が通じても、

他人には意味が通じない言葉

であるから、

 脳内言語 と言うのだ。

 

おはなばたけ【お花畑】

頭の中に突如として出来る別世界。

一般に、逃避性向があると発生しやすい。

各人のお花畑は最終的に繋がっており、

慣れるとこの世界で生活できるようになる。

 

このお花畑の構成主体はニューロン、神経細胞である。

その神経細胞を繋ぐのは、シナプスだ。

大切に。

 

どくでんぱ【毒電波】

人間に害を及ぼす電波の総称。

 

脳に重篤な影響を及ぼし、

「自分は今、毒電波を受けている」

という妄想を生み出しがちだという。

 

そらをとぶ【空を飛ぶ】

あまりの衝撃に、脳がトリップすること。

 

いいてんき【いい天気】

当人の心の闇を誤魔化す言葉。


トップページ