ということでその翌日、藪医者への怒りを胸に、評判の肛門科へ行ったのです。
入り口を見て唖然。こ・・・混んでる・・・これは期待・・・
(藪医者はガラガラで、入って2分もあれば診察してくれた)
ふつう、病院って爺さん婆さんが覇気なく座っているじゃないですか。
肛門科は違うんです。老若男女のつどい。結構、アクティブっぽい人もたくさん。ドキドキするような若い女性もいたりして、「あの人もお尻が・・・」と思うと、ちょっとした眼福でもあります。
一人ブーツのうら若き女性(かなりの上品美人)が、待合室のおばさんと世間話みたいなのをしていて、「私もここで入院してたんですよ」なんていうのを聞いて、「ちょっとオラわくわくしてきたぞ」状態でしたもの・・・
閑話休題。
2時間くらい待たされました。
診察室に入ると、やたらと早口で、結論をスパッとしゃべる威勢のいいお医者様。
お尻に指を入れるのも、巧い。テクニシャン。・・・全然痛くない。
言われました。「何度も膿が出た?そりゃひどい。こんなのは1回で止めなきゃ。なんていう医者にかかったのよ?」なんて。同業者には厳しい感じ。超怒ってましたもん。
さらに言われました。「抗生物質なんていらないよ。それより、まずは下痢をしないことが大切なんだ。下痢をしたら何度でも再発するよ。下痢をしない状態で数か月経てば、瘻管が安定してくるから。そこを手術しましょう。入院は早いほうがいいよ。放っておくと癌になることもあるから!」
癌怖いっておびえたら、「いやいや、それは10年とか放置していた人のケースでね」ってフォローも忘れない。カッコイイ・・・
話の最後に何か気づいたみたいで、うれしそうな顔で私を見るから何かと思ったら、保険証をまじまじと眺めながら、「あなたの職場の近くに住んでるんだよねー」って。
なにこのお医者様かわいい・・・