例の「同時大量投稿事件」ですが、閲覧者の皆様から励ましのメール及び「サイトやめないで」などのメールを賜りまして恐縮です。つきましては、閲覧者の皆様にこの件の経緯をご説明し、謝辞に代えさせていただきます。

併せて、多くの方々にご心配をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。

経緯

今回の件は、拙サイトのコーナー、「ううせいじんに100の質問」の投稿フォームを用いて、180通以上の「質問」が1分〜5分間隔で継続的に送り続けられたという ものです。文字数に換算して4000字超という凄まじい分量が短時間のうちに送信されました。

空メールや同文のメールならまだしも、これは「質問内容を毎回変えて送信する」という執拗なもので、「すべての質問にお答えする」という コーナーの仕組みを悪用した行為でありました。質問の文言は、 無意味なもの、取るに足らないものから「暴言」と捉えられてもおかしくないものまで、多岐に渡っています。

50通程度までならばまだ許容範囲ですが、100通を超えるとなると当方としても何らかの対処をする必要が生じました。このペースで質問が送り続けられた場合、このサイトの借りているサーバーにも影響を及ぼしかねず、 ひいてはサーバー管理者よりアカウント停止措置を受ける危険性も生じるほどとなりました。

至急ホストログを検出し、拙サイト上で公開。公開後、即座に爆弾投稿が収束しましたので取り敢えず一件落着となりました。メールのコピー及びログ解析など、この件の処理には8時間以上を費やしました。

調べた結果、送信者本人は2月10日、11日以外にも、6日、8日、9日に大量のメール送信を行っていることが明らかとなりました。

さて先日、送信者(Mさん)より謝罪のメールと「謝罪広告」なるものが送付されてきました。
当方は謝罪を求めたつもりは一切ございませんので、謝罪および謝罪広告については留保することとし、これを以って送信者側と当方との一応の和解がとれました事をお知らせ申し上げます。

二度とこのようなことが起こらないことを期待します。

何故このような事件が起こったか

送信者本人によると、「プライベートに於いて相当に苛立つことがあり、その怒りをこのサイトにぶつけていた」・・とのことです。

怒りを持つ事は誰にでもあります。しかしそれを拙サイトに向けることはお門違いというものです。このサイトの表現そのものに批判や怒りをぶつけてくださることは一向に構いません。しかし、今回の件はそれとは全く無関係の、送信者本人に端を発する「怒り」が、 何故か拙サイトに向けられた形となりました。このことは、サイト運営者として非常に残念に思います。

閲覧者あっての「鬱色時代」です。このサイトの運営上の最大のテーマは、「皆様と一緒にサイトを作る」ということです。だからこそ、「100の質問」というコーナーがあるわけです。 また、「皆様と一緒にサイトを作」りたいからこそ、私は「リンク完全フリー」「文書・画像の転用自由」という「閲覧自由原則」を貫いてきました。

しかし、「自由」であるからといって、「放埓」を許容しているわけではありません。というか私は慈善事業をしているわけではありません。ですから、私はMさん個人の怒りを吸収するほど暇ではありませんし、もっと言えばMさん個人の怒りを吸収できるほどお人好しで もありません。インターネットの匿名性を利用して、自分の内面の怒りを私に振り向けるなど言語道断の行為です。大変悲しく思います。

私は、このサイトが「閲覧自由」のままであることを強く希望します。メールのホストログなぞ二度と見たくないです。どうか皆様のご協力をお願いいたします。

私の反省点

大量に送られたメールを処理しているときに、件の送信者から「はよ更新せいや」という投稿が送られてきたとき、私はプッツンしました。怒ったのは久しぶりです。サイト運営者としてキレるのは失格なんですが ・・・・。
・・それでつい・・・ホストアドレスを晒してしまいました。本当はホストアドレスまで晒すつもりはなく、警告程度で済ますつもりだったんです。これが真実です。

ホストログを晒すというのは閲覧者を怖がらせる裏切り行為です。本当に申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます。 でもあの時はああするしかなかったわけで・・(言い訳)

というかこの事件、結局は当方の管理不足が直接の原因です。 予め大量投稿を防止するように仕組んでおけばよかった・・あぁ・・・。こんなつまらぬ事件を未然に防げなかったことが悔やまれます。

ご心配をお掛けいたしまして本当に申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。

以上です。

鬱色時代管理者 ううせいじん

駄文にお付き合いいただいた皆様に感謝いたします。 ×××

 

付録リンク

「迷惑メール」ということで、少し本稿と関係する事項へリンク。

●(総務省 国民のための情報セキュリティサイトより)

 >>電子計算機犯罪における刑法関連条文

 >>ネットストーカーに注意

 >>ホントにそんなに儲かるの?

●(マイクロソフト「マイクロソフトについて」より)

 >>「スパムのない未来に向けて」(印刷用ページ)

迷惑メール撲滅私的調査会


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