↑「鬱色時代」へ←メニューへ

都心の名瀑


今回の舞台は、東京の新宿副都心。
思わず上を見上げて歩いてしまう、日本の摩天楼です。

そのど真ん中にある、「新宿中央公園」。
ここに世界的な名瀑が2つあります。

まずは広場に行ってみましょう。

広い公園です。人々が思い思いにくつろぎ、活動する都会のオアシス。
最初に見えてきたのは、この滝です。

都心とは思えない結構な迫力に圧倒されます。
絶え間ない滝の音に、しばし都会の喧騒を忘れるほど。

その滝の名前が・・・

「新宿ナイアガラの滝」!

・・・たいそうなお名前に驚かされます。

 

この滝の上にも公園は続いているのですが、
そこにあるのが打って変わって、一筋の糸のように流れる滝。

上品な調べに、たいそう落ち着いた空間が広がっています。

その名も・・・

「新宿白糸の滝」!

・・ということで、こちらもすごいネーミングですね!興奮します。

 

「ナイアガラの滝」と「白糸の滝」、2つの名瀑を1か所で堪能できる場所は全国でもここだけ(・・だと思います)。
しかも上が白糸の滝、下がナイアガラ。1粒で2度おいしいとはこのことです。

 

みなさんも、ぜひ。

 

○アクセス方法

・JR「新宿駅」西口から都庁方向へ徒歩10分。
・ 丸ノ内線「西新宿」駅下車徒歩5分。
・ 都営大江戸線「都庁前」駅下車徒歩1分。
・都営大江戸線「西新宿5丁目」駅より都庁方向へ徒歩5分、熊野神社を参拝し、そこから新宿中央公園方面に抜ける(1分)。

○経緯

新宿副都心一帯は、もともと都民の水がめ「淀橋浄水場」でした。その「水の記憶」がこの人工的な「名瀑」を生ぜしめたと考えると、なかなかに感慨深いものはございませんでしょうか。

○訪問時の注意点

基本的に日中のみ通水されています。また天候不順時や定期的な清掃のために通水が行われない場合もございますので、ご注意ください(清掃の情報は新宿中央公園管理サイトでも公開されている場合があります)。また年末年始には「ナイアガラ」がライトアップされるとか・・ ・。ネーミングもそうですが、きっちり「管理(人工操作)」されているという点でも実に興味深い滝なのでありました。


↑「鬱色時代」へ←メニューへ