↑「鬱色時代」へ←メニューへ

線路の上に浮かぶ?スカイツリー


「東京スカイツリー(登録商標)」は東京の新しいシンボルとして親しまれつつあります。

 (近景)

634メートルもある巨大構造物ですから、首都圏のいたるところで「意外な見え方」をして、見るものを興奮させる存在です。例えば「北十間川の川面に映るスカイツリー」などは、新・観光スポットとしても有名ですね (特にその写真はないので、Google画像検索結果などをご覧ください・・) 。

さて今回は、非常に地味ながらJR荻窪駅によって大切に守られている意外な「スカイツリー見学スポット」の紹介です。

JR中央線・荻窪駅の改札(西口の橋上駅舎側)から入って・・・

レトロな改札をくぐり・・・

1・2番線ホーム(総武線側)へ向かうと・・・

あっ・・・

謎の「東京スカイツリーの見える窓」という表記が・・・

 

早速目を凝らしてみてみると・・・

 

あっ・・・

 

スカイツリーから荻窪駅まで、直線距離で実に18km。線路の上にまっすぐ聳えるスカイツリーの発見です! まさに「線路(中央線)の延長線上」にスカイツリーが半ば浮かんで見えるのですね。

都心部はビルが屹立しているので、遠くの大きな建物であっても、広い空間か高い場所に出ないと意外とその存在が知覚されないことも多くあります。その中にあって「線路」は、都心の中に一筋の「視界空間」を生ぜしめます。 線路の遠くに見えるスカイツリー、なかなか乙なものです。

そしてここが本物件の「珍スポット」たる所以なのですが―
そもそも中央線は、武蔵野の野っ原にまっすぐに建設されました。どれだけまっすぐかというと、東中野から立川まで、実に21.7kmもの距離です。これは東京から南浦和までにほぼ相当します。それだけの距離が一直線に結ばれたのですね(荻窪駅は その直線の中にあります)。 ちなみに、この直線距離は北海道の室蘭本線(28.7km)や函館本線(22.7km)の直線区間に次いで全国第3位の直線距離。本州では断トツです。

この歴史的背景があって、このスポットは

(1)線路が一直線に引かれているがゆえに、荻窪駅―スカイツリーまでの直線空間に視界を遮るものが存在しなかったのですね。
しかも、
(2)たまたま荻窪駅が「地上駅」であり、線路に橋上通路が構築されたので、線路の先を俯瞰的に見渡すことができた、というのも大きいところです。

この2つの幸運が重なり、今回のような「スカイツリーの見える窓」が誕生した、ということになります。「スカイツリーが見える」だけですと本当に何ということもないことなのですが、実は中央線が一直線に作られたという歴史があるからこそ、偶然に も「線路の上にスカイツリーが見える」駅になったというところに、・・・何となくロマンを感じるところであります。

 

アクセス至便。中央線の「一直線」の歴史を物語る証人でもあるこのスポット。

みなさんも、ぜひ。

 

○アクセス方法

JR中央線荻窪駅構内(中野方の地下通路ではなく、三鷹方の橋上通路の総武線ホーム側階段横)


↑「鬱色時代」へ←メニューへ