トップページ漫文2003

短縮と密度


悪の帝王がいて、

それを倒す話を作ってみた。

 


 

正義の味方がいる。

無辜の住民は正義の味方に頼んだ。

「あいつをやっつけて」。

 

「よしきた」。

そう言いながら、指で丸い円を描いている。

 

住民は、なけなしのお金を払った。

 

正義の味方は、悪の帝王を見つけた。

 

悪の帝王は、言った。

「よく来たな。だがお前はここで終わりだ。」

 

正義の味方は、言った。

「お前こそ、ここで終わりだ。」

 

悪の帝王は、最初に手を出した。

 

正義の味方は、それを防いだ。

 

ぐわぁぁぁぁ

 

悪の帝王は、滅びた。

 


 

長すぎる。

 

大事なのは、

正義の味方が敵を倒したってこと。

 

書き直し!

 


 

正義の味方がいる。

金をもらった。

 

悪の帝王のところについた。

 

ぐわぁぁぁぁ

 

悪の帝王は、滅びた。

 


 

うーん・・・

 

まるでインパクトがない。

 

そこで・・・

 


 

金が好きな正義の味方が金をもらって

悪の帝王のお家に遊びに行きました。

 

ぐわぁぁぁぁぁ

 

悪の帝王は、滅びました。

 


 

うーん。

 

スペクタクルを感じないなぁ・・・

 

ってことは・・・

 


 

お金が好きで好きでたまらない正義の味方。

正義の味方はお金を住民から貰いました。

それで気をよくした正義の味方は、

悪の帝王のお家に堂々と遊びに行きました。

 

ぐわぁぁぁぁぁ

 

悪の帝王は、滅びました。

 


よし。


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